高校生親子で賑わう東京12大学フェア、保護者の同伴率が増加傾向に

 都内12の私立大学が運営する東京12大学広報連絡協議会は5月24日、池袋サンシャインシティで「東京12大学フェア」を開催。早慶を含めた12大学の合同説明会に数多くの高校生と保護者が来場した。

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大学別相談ブースの様子
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 都内12の私立大学が運営する東京12大学広報連絡協議会は5月24日、池袋サンシャインシティで「東京12大学フェア」を開催。早慶を含めた12大学の合同説明会に数多くの高校生と保護者が来場した。

 50周年を迎える東京12大学広報連絡協議会は、各大学の教育、研究内用、校風、特色、入試などの情報を社会に伝える団体として毎年全国各地で大学フェアを行ってきた。全国7都市で行われる今年の大学フェアの第1弾として実施された東京会場には、各大学の職員や学生への相談に、高校生親子が列をなした。

 参加したのは、青山学院大学、慶應義塾大学、國學院大學、上智大学、専修大学、中央大学、東海大学、日本大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学の12校。

 東京会場の大学フェアを運営する立教大学入試センターの中里悠太郎氏は、前回の開催で約2,000人が来場したと話す。今年は、開催日程に変更があったため、若干の減少が見込まれるようだが、一度に複数の大学関係者と相談し、資料を集める貴重な機会として足を運ぶ高校生や保護者が多いという。

 来場者の変化について、中央大学入試センター所長の中尾秀博教授は、ここ10年ほどで保護者の同伴率が増加していると話す。受験生はすでに志望校を絞っており、受験勉強に励んでいるため、来場する高校生は1-2年生が多いようだ。専修大学入学センターの安達和恵氏は、クラス単位で引率の先生とともに参加する学校もあると話す。

 東京12大学の学生に直接相談できることも大学フェアのひとつの特徴だ。大学職員への相談窓口では、学費、奨学金、入試などに関する相談が多い中、学生への相談ではサークル、授業、ゼミなどといった学生生活に直結した相談が多いという。

 日本大学のブースで来場者の相談に応じていた3年生と4年生の学生は、サークルや授業の様子などはもちろん、卒業後や大学の強みについても詳しく聞かれると話す。立教大学入試センターの中里氏も学生相談は来場者の評価が高いと説明する。

 会場には職員や学生に直接相談できる大学別ブースのほか、12大学の資料が入手できるコーナー、シラバスや過去問が閲覧できるコーナー、大学の紹介動画が視聴できるブース、大学受験に向けた講演会などが用意されている。

 学生相談が実施されない会場もあり、参加前に確認の必要はあるが、今後も名古屋、広島、大阪、福岡、札幌、仙台で順次開催されるという。

◆東京12大学フェア
名古屋会場:6月14日(土)10:00~17:00
(ナディアパーク デザインセンタービル3Fデザインホール)
広島会場:6月15日(日)11:00~17:00
(基町クレド[パセーラ]11F NTTクレドホール)
大阪会場:6月21日(土)10:00~17:00
(梅田センタービルB1F 梅田クリスタルホール)
福岡会場:6月21日(土)10:00~17:00
(エルガーラホール8F大ホール・7F中ホール)
札幌会場:6月28日(土)10:00~17:00
(札幌グランドホテルB1F クリスタルホールA・B)
仙台会場:6月29日(日)11:00~16:30
(AER 21F TKPガーデンシティ仙台)
※各会場とも、入場無料・入退場自由
《湯浅大資》

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