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小中高教員調査から見えた電子黒板の利用実態、効果と課題

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電子黒板の整備状況推移、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(平成25年度速報値)」
  • 電子黒板の整備状況推移、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(平成25年度速報値)」
  • 勤務学校の校務・授業時利用のICT機器
  • 電子黒板の使用頻度
  • 電子黒板使用満足度-移動・設置のしやすさ
  • 電子黒板の使用教科
  • 電子黒板使用満足度-画面の見やすさ
  • 電子黒板使用満足度-タッチパネルの書きやすさ
  • 電子黒板使用満足度-操作性
 リセマム編集部が、全国の小学校、中学校、高等学校の教員329人(小学校109名、中学校111名、高等学校109名)を対象に実施した電子黒板の利用状況調査(6月20日~30日インターネット調査・7月27日インタビュー)から、電子黒板を使った授業効果の満足度は高いが、授業準備のしやすさなどに課題があることが明らかになった。

 21世紀を生きる子どもたちに必要な知識と能力を育成するため、文部科学省は2020年度に向けて「教育の情報化ビジョン」を取りまとめた。子どもたちの情報活用能力育成のためには、1人1台の情報端末環境が鍵で、電子黒板、プロジェクター、実物投影機、大型テレビなどといった提示用のデジタル機器がすべての教室で活用できる環境が必要となる。

 なかでも電子黒板は、従来にない効果的な授業が実現できる道具として期待されている。今回の調査では、現場教員が電子黒板に対してさまざまな不満を持ちながらも、大きな期待も抱いていることが読み取れる結果となった。

◆2017年度までに電子黒板を1教室1台配備

 教育の情報化推進のための「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画」に基づき、2014年度から2017年度の4年間で総額6,712億円(単年度1,678億円)の地方財政処置が講じられる。機器に関しては、具体的に次の目標達成を目指しており、電子黒板は全国公立学校の教室に1台ずつ配備される予定だ。

 なお、文部科学省が全国の公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校)を対象に、毎年実施している「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」で現状を見ると、2013年度速報値(2014年3月1日現在)では、電子黒板は前年に比べ1万台以上増えているものの、82,375台は1校につき2、3台程度の数字で、普及はまだこれからだ。すでに環境整備4か年計画の1年次が始まっており、今後はさらに急速に導入数が増えると予想される。
《鈴木良子》

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