ペット効果、保護者の9割が「よかった」…思いやりや責任感に変化

 ペットを飼う保護者の9割が「子どものためによかった」と考えていることが4月28日、ベネッセ教育情報サイトの調査結果からわかった。7割の子どもが、エサや水やりなどの世話しており、「思いやり」や「責任感」に変化があったとする回答も多かった。

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  • ペットを飼うことは子どものためによかったと思うか
  • 子どもはペットのどんな世話をしているか
  • ペットを飼うにあたり、悩んだことや不安を感じたこと
 ペットを飼う保護者の9割が「子どものためによかった」と考えていることが4月28日、ベネッセ教育情報サイトの調査結果からわかった。7割の子どもが、エサや水やりなどの世話しており、「思いやり」や「責任感」に変化があったとする回答も多かった。

 調査は2月、ペットを飼っている年少~高校生の保護者を対象に実施。280人から回答を得た。

 飼っているペットは、熱帯魚や金魚、カメなどの「魚類・水生動物」が43.9%ともっとも多かった。それ以外では、「犬」24.6%、「猫」13.6%、「ハムスター」8.6%、「昆虫」7.9%、「うさぎ」5.7%、「鳥類」5.4%、「はちゅう類」4.6%と続いた。

 ペットを飼った理由は、「子どもにせがまれた」が最多の48.6%、ついで「保護者自身が飼いたかったから」31.4%。「命の大切さを知るため」(22.9%)、「情操教育のため」(18.2%)、「責任感を持たせるため」(12.5%)など、子どもに対する「ペット効果」への期待も少なくなかった。

 「ペットを飼うことは、子どものためによかったと思うか」をたずねた結果では、「とてもよかった」(16.8%)と「まあよかった」(73.6%)を合わせて9割以上の保護者が「よかった」と回答。実際、子どもがペットと暮らすことによる変化でも、「癒し」「思いやる心」「責任感」について「変化があった」とする保護者が多かった。

 「子どもはペットのどんな世話をしているか」という質問では、「エサと水をあげる」が7割にのぼり、「遊んであげる」33.9%、「散歩をする」15.4%と続いた。「何もしていない」は15.0%だった。

 「ペットを飼うにあたり、悩んだことや不安を感じたこと」では、「子どもが世話をしなくなる」38.3%、「ペットが亡くなった時の喪失感」32.7%、「誰が世話をするか」30.8%の順に多かった。
《奥山直美》

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