東大とベネッセ、小1-高3親子の「子どもの生活と学び」追跡調査を実施

 東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所は6月4日、「子どもの生活と学び」追跡調査を7月に実施すると発表。小学校1年生から高校3年生までの親子2万1,000組に対して、10年程度の長期にわたる調査を行う。

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 東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所は6月4日、「子どもの生活と学び」追跡調査を7月に実施すると発表。小学校1年生から高校3年生までの親子2万1,000組に対して、10年程度の長期にわたる調査を行う。

 この調査は、2014年1月に両研究所が共同で立ち上げた研究プロジェクト。追跡調査の結果から、子どもの生活や学習の状況、保護者の子育てのようすによって、子どもの成長がどのように変わるのかを明らかにする。また、専門家とともに、よりよい子育てや教育のあり方を検討していくという。

 調査の対象は、全国の小学校1年生から高校3年生までの子ども・保護者2万1,000組。郵送およびインターネットによるアンケート調査を毎年7月に行い、10年程度継続する。子ども調査は、生活時間やICTの利用状況、人間関係、学習実態などが項目となっており、日頃の生活や学習のようすを調査。実施対象は小学校4年生から高校3年生まで。保護者調査は、家庭のルール、教育方針、習い事、保護者自身の生活などが調査項目となっており、子育ての実態や教育に対する考え方を調査する。

 なお、小学校1年生とその保護者を対象に、6月8日まで新規モニターを募集している。モニター期間は3年程度、詳細はベネッセ教育総合研究所サイト内の「子どもの生活と学び」研究プロジェクトまで。

 平成27年度に実施する調査の結果は、平成28年2月頃に両研究所のウェブページを通じて公表予定。また、元データを東京大学社会科学研究所のデータアーカイブスに寄託し、研究・教育目的で公開。研究所個人では入手しにくい追跡調査のデータを公開することで、学術研究の発展に貢献するとしている。
《黄金崎綾乃》

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