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【プログラミング教育2】国内の現状…学校を中心とした取組み事例

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世界最先端IT国家創造宣言 改訂版 工程表(抜粋)
  • 世界最先端IT国家創造宣言 改訂版 工程表(抜粋)
  • プログラミング教室・講座の地域別教室数と開始時期
  • 中学校学習指導要領における扱い
  • 平成26年度文部科学省委託事業「プログラミング教育実践ガイド」
 国内外を問わず、子どものプログラミング教育が盛んに行われている。「プログラミング教育=将来はプログラマー」ということではなく、文章の読み書きや計算といった、子どものうちに身につけるべき基礎的な能力・学力という位置付けで捉えられているのだ。

 「子どもがプログラミングを学ぶメリットは何なのか」「子どもに学ばせるとしたらどういったことから始めればいいのか」…学校および民間の取組み、有識者インタビュー、子どもに人気のプログラミングツールやサービスなど、全7回の連載で子どものプログラミング教育事情をお届けする。

 第2回の本記事では、日本のプログラミング教育の現状について、学校を中心とした取組み事例を紹介する。

◆大都市に集中するプログラミング教室・講座

 プログラミング教育に関する政府の最新目標は、第1回で少し触れた「世界最先端IT国家創造宣言」(2013年6月14日)の改訂版 工程表(2014年6月24日)にまとめられている。この工程表では、2015年度までの短期目標として初等・中等教育段階からプログラミングや情報セキュリティ等のIT教育を充実すること、2016~2018年度の中期目標としてその検証および改善をすること、そして2019~2021年度の長期目標として全国へ展開することが明記されており、今年度は短期目標の最終年にあたる。

 現在、インターネット検索サイトで「子ども プログラミング ワークショップ」と検索すると、放課後の学校や児童館、ショッピングセンターなどさまざまな場所を使った民間の企業や団体によるプログラミングワークショップがヒットし、わりとどこも盛況のようだ(プログラミング学習サービスについては第7回で取り上げる予定)。

 総務省が2015年6月に発表した「プログラミング人材育成の在り方に関する調査研究 報告書」によると、プログラミング教室・講座の開始時期は、調査対象となった51の教育関係団体(NPO法人・民間教育事業者・教育関係機関、原則として学校を除く)のうち25団体が2014年以降。新規参入もこの2年間ほどに急増している。しかしこれを地域別に見てみると、開催地の多くは関東に集中しており、51団体中で関東が27団体にのぼる。また、都市の規模で見た場合、大都市に集中し中都市・小都市の事例は少ない。子どものプログラミング教育は親における認知度が大きく作用すると考えられ、IT関連サービス業が東京に一極集中していることとの関連が推測される。
《柏木由美子》

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