中高生は「早寝早起き朝ごはん」の習慣づくりを…文科省

 文部科学省は、生活リズムが乱れやすい環境にある中高生の生活習慣づくりの普及を目的として、中高生向けと指導者向けの資料「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~」を作成し、教育委員会や学校機関などへの配布を開始する。

生活・健康
「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~」中高生向け資料
  • 「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~」中高生向け資料
  • 「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~」指導者向け資料
 文部科学省は、生活リズムが乱れやすい環境にある中高生の生活習慣づくりの普及を目的として、中高生向けと指導者向けの資料「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~」を作成し、教育委員会や学校機関などへの配布を開始する。

 近年、社会の多様化や生活環境の夜型化などにより、子どもたちの生活習慣の乱れが学習意欲や体力、気力の低下要因の一つとして指摘されているという。これに対応するため、文部科学省では平成18年度より「早寝早起き朝ごはん」国民運動を推進しており、結果、幼児や小学校低学年においては起床時刻や朝食摂取の改善傾向が見られるようになったという。

 しかしながら、生活習慣が乱れやすい時期にある中学・高校生においてはまだ大きな改善が必要な状況にあるという。そのような状況を受け、平成27年度は中学・高校生の生活習慣づくりの普及に向け、生徒向けと指導者向けの2種類の資料が作成された。

 中高生向けの資料では、生徒が興味を持って読み進められるよう睡眠、食事、生活習慣に関する話題がクイズ形式にて展開され、後半には生活改善チェックリストや睡眠チェックシートなど実践的に取り組むためのワークシートが付いている。また、指導者用資料では、資料の活用方法や具体的な指導方法などが示されている。

 同資料は、家庭教育支援や地域の学習講座、学校などの教育活動において幅広く活用できる内容となっている。
《畑山望》

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