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いじめなどの電話相談、本人からの相談は男子中学生が最多

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子どもスマイルネット
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  • 電話相談の相談者別内訳
  • 相談内容別件数
  • 主たる相談内容別件数
 埼玉県は7月28日、平成26年度子どもスマイルネットの運営状況をとりまとめ公表。電話相談は4,338件あり、前年度より1,084件の増加した。子ども本人による相談は808件あり、中学生(男子)からの相談が265件ともっとも多かった。

 子どもスマイルネットとは、埼玉県子どもの権利擁護委員会の愛称。子どもを権利侵害から救済する機関で、いじめや体罰など権利侵害に悩む子どもや親などからの相談を受け、関係機関への調査や働きかけを行っている。平成14年度に都道府県では全国で初めて条例により設置された。

 平成26年度中の電話相談件数は4,338件で、前年度より1,084件(約33%)増加した。相談者でもっとも多いのは母親で、全体の60.6%を占めている。子ども本人からの相談は808件(前年度591件)で、母親についで多い割合となっている。子ども本人からの相談では、中学生(男子)265件がもっとも多く、その後は小学校高学年(女子)153件、高校生(男子)147件が続いた。特に、中学生(男子)と高校生(男子)は、前年度より100件以上の増加となっている。

 相談内容をみると、子育てに関わるものが2,251件と半数以上を占めており、その内訳では家族関係など家庭環境に関することが最多(1,279件)。子どもの権利侵害などに関わる相談では、いじめに関する相談(198件)がもっとも多くなっている。子ども本人からの相談の内容では、思春期問題275件、その他(進路問題など)235件、いじめ129件、交友関係128件などが多い。

 いじめや体罰など権利侵害に関わる救済を求める相談については、調査専門員(大学教員)が面接相談を行っている。新規の面接相談は、いじめ4件、体罰1件、学校の対応関係5件の計10件。調査員が面談や関係機関への調査・調整を繰り返し行い、前年度から継続している11件と合わせた21件のうち15件に改善がみられた。相談者の意思を確認のうえ、15件については終結となった。

 終結した事案の例では、小学校高学年の児童から「クラスの子に嫌なことを言われるので学校に行きたくない」という相談があり、本人との面談を3回、学校訪問を3回実施。その後の面談で「嫌な思いをすることがなくなった」と本人から確認ができ、終結となっている。
《黄金崎綾乃》

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