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全国初、公立の小中高一貫校が平成34年に開校…英語教育重視

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東京都教育委員会
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  • 都立小中高一貫教育校の学校像(案)、設置予定場所、開校予定年月
 東京都教育委員会は11月26日、都立小中高一貫教育校の設置を発表した。都立立川国際中等教育学校を改編するとともに、附属小学校を新たに設置する。開校予定は平成34年4月。英語教育を重視し、世界で通じる語学力や国際感覚を有したグローバル人材を育成する。

 東京都教育委員会では、平成25年4月に「都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会」を設置し、基本構想を検討してきた。11月24日に開催された教育委員会定例会において、検討委員会から最終報告があり、教育委員会では学校像(案)などを公表した。

 東京都が目指す小中高一貫教育校では、「高い語学力」「豊かな国際感覚」「日本人としての自覚と誇り」を学校像(案)としている。特色の1つとして、早い時期から帰国児童・生徒や外国人児童・生徒とともに学ぶ、国際色豊かな学校環境を掲げている。教育課程編成の基本的な考え方でも「英語教育の重視」があり、小学校の早期から外国人指導者を活用した英語教育の推進を行うとしている。教育課程の特色では、国語、社会、算数・数学、理科、英語の5教科で学習内容を先取りするとした。実施にあたっては、土曜日の活用や週時程の増加等による授業時数を確保する方針。また、小学校は原則学級担任制だが、段階的に教科担任制を導入していく。

 都立小中高一貫教育校の入学者は、都内の小学校就学予定者が対象。選抜による入学者決定を行い、応募者本人の資質や能力を多様な観点から評価する。また、通学時間の上限の目安(1時間程度等)を示すとしている。中学校からの入学に関しては、適性検査を行う考え。

 設置場所は当初、武蔵高等学校・同校附属中学校および旧都立芸術高等学校跡地を設置予定場所としていたが、同一敷地内に小学校、中学校、高等学校すべての施設を設置可能な場所を検討した結果、設置予定場所は都立立川国際中等教育学校敷地に変更となった。都立立川国際中等教育学校を改編するとともに、附属小学校を新たに設置する予定。

 現在、東京都には、中等教育学校5校および併設型中高一貫教育校5校を設置している。小中一貫教育校は高校との間、中高一貫教育校は小学校との間で接続がなく、12年間一貫した取組みによる人格形成が難しい状況となっている。私立学校では多い小中高一貫教育校だが、東京都が取り組む小中高一貫教育は、全国の公立学校でも初めての試みだという。東京都は、小中高一貫教育を行う意義として、「一貫教育を生かした人材育成」「公立学校の新たな教育モデルを発信」「義務教育に係る取組みの実践」をあげている。
《黄金崎綾乃》

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