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保護者7割が進路の「アドバイス難しい」…費用よりも情報重視

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進学にあたって保護者が重要だと思う情報
  • 進学にあたって保護者が重要だと思う情報
  • 進路選択についてアドバイスを難しいと感じる要因
  • 重要な情報上位5項目の取得状況
  • 進路選択について子どもにアドバイスすることは難しいか
  • 進路についての話を保護者としているか
  • 進路を考える時、どんな気持ちになるか
  • 「社会で働くにあたって必要とされる能力」と「子どもが現在持っている能力」
  • 必要な能力を身につけるのに有効な場
 高校生の保護者が、進学にあたり重要だと考える情報は「入試制度」と「進学費用」であることが2月5日、意識調査の結果から明らかになった。進路選択のアドバイスも7割が「難しい」と感じており、入試制度や進路情報を知らないことを理由にあげる人が多かった。

 「高校生と保護者の進路に関する意識調査2015」は2015年9月24日~10月28日、リクルートマーケティングパートナーズと全国高等学校PTA連合会が全国の高校2年生と保護者を対象に実施。高校生1,887人、保護者1,584人から回答を得た。

 進学にあたり、保護者がもっとも重要だと考える情報は、1位「現在の入試制度の仕組み」57.0%、2位「進学費用」56.6%、3位「将来の職業との関連」45.9%、4位「学部・学科の内容」38.3%、5位「就職の状況」37.9%。「進学費用」と回答した人は、1位となった2013年の53.0%、2011年の52.3%より増えたものの、2015年は「入試制度」が僅差で上回った。

 進学にあたって保護者が重要だと考える上位5項目はいずれも、「得られている」よりも「不足している」と考える人の方が多かった。特に「現行の入試制度の仕組み」を「不足している」と考える保護者は65.7%にのぼった。

 進路選択のアドバイスについては、保護者の70.8%が「難しい」と回答。理由のトップは「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」47.5%、ついで「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから」45.9%であった。

 一方、保護者と進路について「話す」という高校生は78.5%。男子より女子の方が8.0ポイント高かった。進路選択を考えるときの気持ちは、「不安」72.2%、「楽しい」22.3%。保護者との対話頻度は、高校生の進路選択時の気持ちと関連性が高く、保護者と「話す」高校生は、「話さない」高校生より、「楽しい」のスコアが9.5ポイント高かった。

 保護者の「就いてほしい職業」を聞くと、1位は「公務員」で27%。安定した収入が得られ、長く勤務できることや結婚、出産後に職場復帰しやすいことが保護者の票を集めた。男女別に結果をみると、女子の1位は看護師だった。いずれの職業とも、「長く安定」した職業であり、収入があることが評価を得た。

 このほか、調査では社会で働くにあたって必要とされるが子ども不足している能力は「主体性」「実行力」「発信力」で、子どもが現在持っている力では「規律性」「傾聴力」が高い割合を示した。「社会で働くにあたって必要とされる能力」を身につけるのに有効な場としては、1位「部・クラブ活動」66.5%、2位「校外活動」56.8%、3位「文化祭や体育祭などの学校行事」54.4%と、トップ3すべてが教科外活動となった。
《奥山直美》

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