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ひな人形は触ったほうが良い?母親9割不正解、正しい桃の節句とは

生活・健康 保護者

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  • 「ひな人形は実は触った方がよい ○か×か」
  • 「ひな祭りから半年後の9月9日に、再度ひな人形を飾ってもよい ○か×か」
 日本人形協会は2月16日、「節句と節句人形に関する意識調査」の結果を発表した。0~5歳の子供を持つ20~40代の既婚女性500名に正しい「桃の節句」の知識を尋ねたところ、子どもはひな人形を触った方がよい」ことを知っている母親はわずか6.4%だった。

 3月3日は、桃の節句。節句・伝統文化の啓蒙と振興のために活動する日本人形協会は、女児の健やかな成長と健康を祝う3月3日の桃の節句を前に、母親のひな祭りへの意識とその知識について調査した。調査対象は、節句人形の購入経験があり、かつ0~5歳の子供を持つ20~40代の既婚女性500名。2015年12月4日から8日まで、インターネットを利用してアンケート調査を実施した。

 母親500名に「ひな人形は実は触った方がよい」という説に関して認知度を尋ねたところ、「聞いたことがある」はわずか6.4%で、「聞いたことはない」と回答した保護者は93.6%だった。

 日本人形協会によれば、健やかな成長を願う行事とは異なり、江戸時代のひな祭りには、女児が家事や生活習慣を学ぶ行事としての意味があった。江戸時代の女児たちは、ひな祭りには友だちを招き雛道具でままごと遊びをした。そこで、女児たちは、華やかな雛道具に触れる前に手を清める習慣をつける稽古として、ひな人形を触ったそうだ。また、ひな祭りのルーツをたどると、ひな人形はひとがたの意味も持ち合わせており、直接触れることで自身の厄の身代わりとなるように、との厄除けの意味もある。

 また、母親に「ひな祭りから半年後の9月9日に、再度ひな人形を飾ってもよい」かを聞くと、97.0%は「聞いたことはない」と回答し、9月9日の「重陽の節句」と「後の雛(のちのひな)」に由来する行事を知らないことがわかった。日本人形協会によれば、「重陽の節句」と「後の雛」の句は、四季折々の節句の中でも「桃の節句」や「端午の節句」と並んで大切にされてきた旧暦9月9日に行われる行事だという。「後の雛」は、ひな祭りから半年後にあたる「重陽の節句」の際に、しまっていたひな人形を再び飾るという風習。桃の節句に飾る「ひな人形」が子どもの成長を願うのに対し、「後の雛」は大人が両親や自分自身の健康と長寿を祈願した。

 昨今では、生活様式の変化によって「節句の飾りもままならない」ということも聞かれるようになった。日本人形協会は現在、家族と過ごす時間を見直し、「重陽の節句」で行う“大人の雛祭り(後の雛)”を10月9日(旧暦9月9日)に設定。忘れられた伝統文化の復活を願い、新たなひな人形を製作や節句行事の啓発・振興活動を行っている。
《加藤ゆい》

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