デジタル・ナレッジ「先導的教育システム実証事業」参加報告を発表

 eラーニング専門ソリューション企業であるデジタル・ナレッジは、総務省の「先導的教育システム実証事業」の一環として、箕面市立第三中学校において実証研究を実施。参加した生徒と保護者を対象としたアンケート調査の結果と合わせ、中間報告として発表した。

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 eラーニング専門ソリューション企業であるデジタル・ナレッジは、総務省の「先導的教育システム実証事業」の一環として、箕面市立第三中学校において実証研究を実施。参加した生徒と保護者を対象としたアンケート調査の結果と合わせ、中間報告として発表した。

 今回の取組みは、大阪府箕面市およびZ会ラーニング・テクノロジと提携し、先導的教育システム実証事業(ICTドリームスクールイノベーション実証研究)の一環として、箕面市立第三中学校の2年生を対象に学習塾の映像コンテンツを活用して基礎学力の向上をめざすことを目的に実施したもの。

 実証研究には、箕面市立第三中学校の2年生在籍176人のうち希望者33人が参加。実施期間は2015年11月24日~12月2日。期末試験前に集中学習期間を設定し、期間中の放課後、学習塾の講師を派遣するとともに学校のタブレットを活用して生徒が自由に学習塾の映像コンテンツを利用できる環境を整備。参加生徒は、必要に応じて派遣塾講師に質問をしながら、個々の習熟度に合わせてタブレットを使って学習塾の映像教材で学習を進めた。

 デジタル・ナレッジでは、実証研究を行うとともに参加した生徒と保護者を対象にアンケート調査を実施。アンケートの結果、参加した生徒の77%が「また利用したい」と回答。合わせて50%の生徒が「自宅でも映像授業を利用したい」と回答した。また、保護者についても72%が映像授業を利用した補習を希望。タブレットを利用した映像授業に肯定的な意見が多くを占めた。

 デジタル・ナレッジでは、実証研究の第2弾として葛城市新庄中学校でも同様の実証実験を実施している。今回の調査結果を踏まえ小・中学校のICT環境を最大限に活用し、学校と民間教育機関が連携して学校現場の負担が小さく継続的かつ効果的に基礎学力向上をはかる新しいサービスモデルの確立を目指すとしている。
《畑山望》

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