「ここ数年で最高条件」みずがめ座η流星群…極大日や方角・観察条件まとめ

 ゴールデンウィーク直前、外出予定は完璧だろうか。星空の輝く場所に行くなら、ぜひ観察したい「みずがめ座η(エータ)流星群」の極大日や極大時刻、見える方角を紹介する。「ここ数年で最高条件」の流星群をお見逃しなく。

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  • 国立天文台 おもな流星群の一覧 出典:自然科学研究機構国立天文台Webサイト
  • AstroArts
  • 流星電波観測国際プロジェクト
 ゴールデンウィーク直前、外出予定は完璧だろうか。星空の輝く場所に行くなら、ぜひ観察したい「みずがめ座η(エータ)流星群」の極大日や極大時刻、見える方角を紹介する。「ここ数年で最高条件」の流星群をお見逃しなく。

◆みずがめ座η(エータ)流星群とは

 みずがめ座η(エータ)流星群は、毎年5月のゴールデンウィークごろに極大を迎える流星群。母天体は10月の「オリオン座流星群」と同じハレー彗星。みずがめ座η流星群は南半球では「ペルセウス座流星群」並みの年間最大流星数を誇る流星群だが、日本では地平高度が低いためそれほど多くの観測が期待できない。

◆極大日と極大時刻はいつ?

 しかし、流星電波観測国際プロジェクトによれば、2016年みずがめ座η流星群の日本における観測条件は月明かりもなく「ここ数年で最高条件」。極大時刻は5月6日(金)午前5時ごろ。天文ニュースを扱うAstroArtsは、観測には5月6日の未明から明け方を勧めている。1時間に見える流星数は、条件の良いところでは1時間あたり20個程度。

◆眺めるべき方角は?

 流星電波観測国際プロジェクトによると、極大日に見上げるべき方角は、流星の出現位置という意味では「どこでも構わない」。明かりで星が見えなくならないよう、市街地ではない方向を見れば良い。

◆極大日を見逃した…見頃の時間を複数知りたい

 極大日は5月6日だが、国立天文台は「前後数日間は同じくらいの流星が観測」できるとしている。前後数日間における観察チャンスは、午前2時頃から、夜が白み始める午前3時半頃という短時間になりそうだ。流星電波観測国際プロジェクトは見頃となる時間帯をふたつ提示しており、ひとつは5月6日(金)0:00~夜明け、もうひとつは5月5日(木)または7日(土)0:00~夜明け。

 日本に限らず、海外旅行で南半球へ旅行した場合はさらに多くの流星が見られるだろう。ニュージーランドやオーストラリア、南アジアや南米などに渡航した際も、みずがめ座η流星群を観察してみてはいかがだろうか。国立天文台、AstroArts、流星電波観測プロジェクトのいずれも観測に役立つ情報をWebサイトで提供しているため、参考にしたい。
《佐藤亜希》

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