国家公務員採用一般職試験、女性の申込者割合が34.3%で過去最高に

 人事院は5月18日、平成28年度国家公務員採用一般職試験と専門職試験(大卒程度試験)の申込状況を発表した。女性の申込者割合は、専門職試験が34.0%で前年比増、一般職試験が34.3%で過去最高となった。

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国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)試験区分別申込状況
  • 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)試験区分別申込状況
  • 国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験)の申込状況
 人事院は5月18日、平成28年度国家公務員採用一般職試験と専門職試験(大卒程度試験)の申込状況を発表した。女性の申込者割合は、専門職試験が34.0%で前年比増、一般職試験が34.3%で過去最高となった。

 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)は、定型的な事務を職務とする係員の採用試験。試験区分は「行政」区分をはじめとした10の試験区分がある。申込者数は3万5,998人で、前年度に比べて1.0%増加した。女性の申込者数は1万2,344人で、前年度に比べて2.5%増加。女性の割合は34.3%と5年連続で3割を超え、一般職試験が新設された平成24年度以降、最高となった。

 国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験)は、特定の行政分野に係る専門的な知識を必要とする事務を行う職員の採用試験。7種類合計の申込者数は3万508人で、前年度に比べて15.1%増加した。女性の申込者数は1万364人で、前年度に比べて21.3%増加。女性の割合は34.0%と前年度に比べて1.8ポイント増加した。

 今後の試験日程について、一般職試験(大卒程度試験)は6月12日に第1次試験、7月6日に第1次試験の合格発表、7月19日~8月4日に第2次試験、8月22日に最終合格発表を行う。専門職試験(大卒程度試験)は5月29日に第1次試験、6月28日に第1次試験の合格発表(皇宮護衛官採用試験、食品衛生監視員採用試験は7月6日)に行う。

 なお、熊本地震の被害等により、財務専門官採用試験と国税専門官採用試験、労働基準監督官採用試験については、5月29日に熊本市において予定していた第1次試験の実施が困難な状況のため、第1次試験会場を福岡市に変更して実施する。
《工藤めぐみ》

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