【夏休み2016】海外では感染症に注意、厚労省や東京都が情報提供

 夏休みシーズンを前に厚生労働省や東京都では、海外渡航者に向けて感染症予防について注意を呼びかけている。厚労省は感染症情報をホームページから提供、東京都では「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」を無償配布している。

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 夏休みシーズンを前に厚生労働省や東京都では、海外渡航者に向けて感染症予防について注意を呼びかけている。厚労省は感染症情報をホームページから提供、東京都では「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」を無償配布している。

 夏休みは、多くの人が海外に渡航する時期。まだ国内で発生が確認されていないものを含め、海外ではジカウイルス感染症をはじめとするさまざまな感染症が存在するため、注意が必要。海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが大切になる。

 厚労省では、7月1日にホームページを更新し、海外で気をつける感染症の情報を提供。海外の感染症を感染源で分類し、症状や現地での具体的な対策をわかりやすく紹介している。

 ジカウイルス感染症や黄熱の患者が多数報告されているブラジルについては、8月からオリンピック・パラリンピックが開催されることから、渡航者への注意喚起を強化。妊婦や妊娠の可能性がある人に可能な限り渡航を控えるよう助言するとともに、流行地域へ出かける際には、できるだけ肌を露出せず、虫除け剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意するよう呼びかけている。

 一方、東京都の「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」は、海外旅行における感染症の注意点などをコンパクトにまとめたガイドブック。旅行前の情報収集方法、旅行中の注意点、帰国後に健康状態をチェックできる体調管理シートなど、すぐに役立つ情報を盛り込んでいる。

 都内4か所のパスポートセンターで無償配布しているほか、今後は都内の旅行代理店などで配布される予定。東京都福祉保健局のホームページからも自由にダウンロードできる。東京都では、海外出発前に入手し、感染症予防に活用してほしいという。
《奥山直美》

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