中高生の半数以上は英検経験なし、4技能入試推進を…旺文社

教育・受験 その他

英語の学習は好きか(高校3年生)
  • 英語の学習は好きか(高校3年生)
  • どの程度まで英語を身に付けたいか(高校3年生)
  • 高校生になってから英語に関する資格・検定試験を受験したことがあるか
  • 中学生になってから英語に関する資格・検定試験を受験したことがあるか
  • 旺文社教育情報センター
 旺文社教育情報センターは1月11日、文部科学省による平成27年度英語力調査とあわせて実施されたアンケート集計結果をもとに中高の特徴を分析し、Webサイトに掲載した。半数以上の生徒が、英検など外部検定の受験経験がないことなどを指摘している。

 アンケートは、文部科学省が平成27年6月~7月に実施した「平成27年度英語教育改善のための英語力調査」にあわせ、高校3年生と中学3年生、学校、教員を対象に行った。

 公立高校3年生に英語学習が好きかと質問したところ、「そう思わない」「どちらかといえば、そう思わない」をあわせた生徒は54.9%と半数を超えた。どの程度まで英語を身に付けたいと思っているかとの問いには、「英語を使って国際社会で活躍できるようになりたい」が平成26年度調査の8.9%から11.2%に増加。「海外旅行などでコミュニケーションを楽しめるようになりたい」は平成26年度の36.7%と同様、35.6%ともっとも多かった。

 高度な英語力が必要となる明確な目的意識を持つ生徒の割合は増えているものの、多くの生徒が海外旅行や大学入試への対応を目的としており、「特に学校の授業以外での利用を考えていない」20.6%とあわせると7割以上。教育情報センターではこの結果を受け、グローバル化により近い将来、ある程度以上の英語能力が必要な場面が増えることを意識させる必要があると指摘する。

 また、高校生になってから英語に関する資格・検定試験を受験したことがあるかとの質問には、受験者は英検23.4%がもっとも多いものの、なにも受験したことのない生徒は52.2%だった。公立中学3年生への同様の質問では、英検受験経験者は32.8%。外部検定受験経験がない生徒は61.9%だった。

 教育情報センターでは、受けていない理由に「必要性を感じていない」や「自信がない」という意見が多いことから、特に高校生においては、外部検定の大学入試活用が広がっていることが周知されれば受験者も大幅に増えると予測。能力に応じた級が選べる「英検」は、中学生には受験しやすいメリットがあり、自信が持てない高校生にとっては選択肢の一つになるとアドバイスする。

 教育情報センターでは、4技能別指導状況などについても検証し、中高の比較から自分の意見を考えて発表するという活動が、「書く」「話す」技能の能力育成につながっているとみる。教育現場での4技能化推進には、入試の4技能化がもっとも効力があり、高校入試においても4技能を測定する入学試験の開発や、外部検定導入の検討が待たれると述べた。
《勝田綾》

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