大雨被害の学生等へ、奨学金緊急採用や災害支援金…JASSO

 日本学生支援機構(JASSO)は2022年8月4日、災害により被害を受けた学生等への支援策について発表した。8月3日からの大雨による災害に遭った世帯の学生等を対象に給付奨学金の「家計急変採用」、貸与奨学金の「緊急採用・応急採用」等の申請を受け付ける。

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 日本学生支援機構(JASSO)は2022年8月4日、災害により被害を受けた学生等への支援策について発表した。8月3日からの大雨による災害に遭った世帯の学生等を対象に給付奨学金の「家計急変採用」、貸与奨学金の「緊急採用・応急採用」、支援金を支給する「JASSO災害支援金」等の申請を受け付ける。

 給付奨学金「家計急変採用」と貸与奨学金「緊急採用・応急採用」は、災害により家計が急変し、奨学金の給付または貸与を希望する、災害救助法適用地域の世帯の学生等が対象。災害救助法の適用地域には、8月3日からの大雨で被害を受けた山形県や新潟県の市町村が指定されている(8月5日現在)。なお、災害救助法の適用を受けない近隣の地域で、同等の災害に遭った世帯の学生等、同地域に勤務し勤務先が被災した世帯の学生等で同等の災害に遭った場合も、適用地域に準じて取り扱う。

 「減額返還」と「返還期限猶予」は、災害等により奨学金の返還が困難となった者が対象。減額返還制度では、無理なく返還を続けるため、月々の返還額を減額。返還期限猶予制度では、一定期間返還期限を延期することができる。

 「JASSO災害支援金」は、災害により学生等本人やその生計維持者が現に住んでいる家が、半壊(半流出・半埋没および半焼失を含む)以上の被害を受けたり、床上浸水となったり、自治体からの避難勧告等が1か月以上続いたりした者(外国人留学生を含む)が対象。1日でも早く元の生活に戻り、学業を続けることができるよう、返還不要の支援金として10万円を支給する。

 奨学金や支援金を希望する者は、在学している学校を通じて申し込む。減額返還や返還期限猶予を希望する者は、「奨学金減額返還願」もしくは「奨学金返還期限猶予願」を日本学生支援機構へ提出する。詳細は、日本学生支援機構Webサイトから確認できる。

《奥山直美》

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