ポーラ「10代のためのジェンダーの授業」全国の小中学校へ

 ポーラは2023年6月下旬より、朝日学生新聞社と共に作成した「10代のためのジェンダーの授業」冊子第2弾を、全国の小・中学校約3万校に順次寄贈する。これからの未来を担う10代に、ジェンダー平等について考え、知ってもらうきっかけを作ることが目的だという。

教育・受験 小学生
「10代のためのジェンダーの授業」冊子
  • 「10代のためのジェンダーの授業」冊子
  • What is gender? ジェンダーって何?
  • 教育現場での活用事例
  • ジェンダー専門家 斎藤万里子氏

 ポーラは2023年6月下旬より、朝日学生新聞社と共に作成した「10代のためのジェンダーの授業」冊子第2弾を、全国の小・中学校約3万校に順次寄贈する。これからの未来を担う10代に、ジェンダー平等について考え、知ってもらうきっかけを作ることが目的だという。

 「10代のためのジェンダーの授業」冊子は、2022年に第1弾を作成。朝日学生新聞社の「おしごと年鑑2022」に同梱し、全国の小・中学校約3万校に寄贈した。2022年7月には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が制度改正され、「男女の賃金の差異」が情報公表の必須項目になるなど、日本のジェンダー平等に関する状況は日々変化を遂げている。そんな中、冊子はジェンダー平等教育が求められる教育現場から大きな反響を得たという。

 「10代のためのジェンダーの授業」冊子は、Gender Action Platform理事で、元国連職員、現在はフリーの専門家として国際機関やNPOなどで活躍する斎藤万里子氏が監修。「誰もが能力と個性を発揮できる社会をつくるために」という想いのもと、作成された。

 第2弾となる2023年の冊子は、性別に基づくアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)の影響についても紹介。これからの未来を担う10代の小・中学生が将来を決める際、「女子は理系より文系」「これは男 or 女の仕事」「女だから or 男だから難しい」といった、無意識の思い込みに左右されず、誰もが能力と個性を発揮できる社会を作るための気付きとなるような、データによる現状の解説や新聞の投稿文を題材にしたワークシートも作成したという。

 ポーラは、冊子について全国の小・中学校約3万校に、順次寄贈するとしている。

《いろは》

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