23年上半期の出生数、過去最少37万1,052人…人口動態統計

 厚生労働省は2023年8月29日、2023年(令和5年)6月分の人口動態統計速報を公表した。2023年上半期(1~6月)の出生数は37万1,052人で、前年同期と比べて1万3,890人減少。2年連続で40万人を下回り、2000年以降で過去最少となった。

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 厚生労働省は2023年8月29日、2023年(令和5年)6月分の人口動態統計速報を公表した。2023年上半期(1~6月)の出生数は37万1,052人で、前年同期と比べて1万3,890人減少。2年連続で40万人を下回り、2000年以降で過去最少となった。

 人口動態統計は、出生・死亡・婚姻・離婚・死産の届出書などから市区町村が作成した人口動態調査票を集計したもの。速報の数値は調査票の作成枚数であり、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人、前年以前に発生した事象を含んでいる。

 2023年1~6月の出生数は、前年同期と比べて1万3,890人(3.6%)減の37万1,052人。月ごとの出生数をみると、1~6月のいずれも前年同月より減少している。

 一方、死亡数は前年同期比2万503人(2.6%)増の79万7,716人。婚姻数は前年同期比1万9,261人(7.3%)減の24万6,332組。出生数と死亡数の差である自然増減数は-42万6,664人となった。

 厚生労働省が2023年6月に公表した2022年人口動態統計月報年計(概数)では、出生数が77万747人となり、1899年の統計開始以来初めて80万人を下回り、過去最少を更新。少子化に歯止めがかからない状況が続いている。

《奥山直美》

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