企業が選ぶ2023年の漢字、3位「忍」2位「耐」…1位は?

 帝国データバンクのアンケート調査の結果、企業が選ぶ2023年の漢字トップ5は、1位「変」2位「耐」3位「忍」4位「高」5位「乱」となった。2023年は企業にとって「変化・変革」へ動き、物価高騰などに耐え忍んだ1年であったことが明らかになった。

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企業が選ぶ2023年の漢字トップ5
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 帝国データバンクのアンケート調査の結果、企業が選ぶ2023年の漢字トップ5は、1位「変」2位「耐」3位「忍」4位「高」5位「乱」となった。2023年は企業にとって「変化・変革」へ動き、物価高騰などに耐え忍んだ1年であったことが明らかになった。

 アンケート調査は2023年11月10日から14日にかけて、インターネットで実施した。有効回答企業数は955社。2023年の1年間の事業活動を表す漢字について、企業へ尋ねたところ、1位は「変」となった。選んだ理由として企業からは「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している」(建設)、「変革の変。DXなどにより時代の変化のスピードが速い」(不動産)との声があり、変化や変革の年ととらえているようだ。

 続いて2位に「耐」、3位には「忍」が続いた。企業からは「原材料価格などの高騰が継続することに対して耐え忍ぶ年だった」(機械製造)、「コロナは収束したものの、円安や国際情勢、人手不足など先行きが見えないのが率直な思い。なんとか耐え忍んだ1年だった」(専門サービス)と、困難な状況への対応についての声が聞かれたという。4位は「高」。「物価、原材料、燃料費、人件費などすべてにおいて高騰しており『高』を選んだ」(飲食料品・飼料製造)。5位は戦乱や混乱、乱れを表す「乱」。「国際社会、政治、経済、社会などさまざまな面で秩序や規範が乱れた」(鉄鋼・非鉄・鉱業)という声が寄せられたという。

 帝国データバンクは「2023年は、物価や人件費などの高騰、戦乱や秩序の乱れといった変化に耐え忍び、変革に動いた企業が多かったようだが、『変化・変革の1年』の先に来る2024年が、安定した平和で明るい1年であるよう願う」とコメントを寄せている。

◆企業が選ぶ2023年の漢字トップ5
1位「変」
2位「耐」
3位「忍」
4位「高」
5位「乱」

《中川和佳》

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