ニフティキッズは2023年10月10日～11月21日の期間、子供たちから募集した「小中高校生が選ぶ2023年の漢字」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。小中高生が選ぶ2023年の漢字は、1位「楽」、2位「推」、3位「恋」となった。
「小中高校生が選ぶ2023年の漢字」は、ニフティキッズで2023年を表す漢字と、その漢字を選んだ理由についてアンケートを実施し、集まった回答結果をまとめたもの。アンケートは、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、10月10日～11月21日の期間、インターネットにて実施した。有効回答数は、1,192件であった。
その結果、2023年を表す漢字1位となったのは、2022年と同じく「楽」であった。理由は、「コロナウイルスがおさまってきていろいろなことを楽しめるようになったから」など、コロナの影響が少なくなりマスク着用の義務がなくなったこと、行事が復活したことや、「とても学校生活が楽しいから」「中学生になり、学校生活がとても楽しくなったから」と友達と楽しい思い出ができたことを喜ぶ声があげられたという。
第2位は、2022年に3位だった「推」。ニフティキッズの調査レポート「推し活」も子供たちから大人気のテーマで、コメントには「大好きな推しに出会えたから」「推し活が楽しかったから」といった声が多く寄せられたとしている。
第3位は「恋」。2022年の2位からランクダウンはしたが、調査を開始した2017年からトップ3にランクインし続けていることから、ニフティは恋愛に対する興味関心が高い子供たちが多くいることがわかると分析している。理由には「今までで一番、恋を楽しめた」「恋しかしてなかったから」などのコメントが集まり、恋愛に夢中になっている人がたくさんいるようすがうかがえたとコメントした。
トップ3以下の回答には、日本代表「侍ジャパン」のWBC優勝をはじめとするスポーツの話題から「勝」や、例年よりも気温の高い日が多かったことから「暑」、ロシアによるウクライナ攻撃やイスラエルとハマスの衝突から「戦」「乱」など、世界情勢やスポーツの話題から回答が寄せられ、2023年は子供たちにとっても印象的なニュースが多かったようだと推測している。
ここ数年の調査順位をみると、子供たちの関心が“恋愛”から“推し”へと変化しているようすがみられるという。2024年は「楽」が3年連続で1位に輝くのか、「推」や「恋」が再び1位に返り咲くのか、新しい漢字がランクインしてくるのか、引き続き調査をしていくとしている。
全回答は、Webサイトにて閲覧またはダウンロードできる。
◆小中高校生が選ぶ2023年の漢字
1位「楽」
2位「推」
3位「恋」
