【高校受験2024】神奈川県公立高、月経痛も追検査の対象に

 神奈川県教育委員会は2023年12月27日、神奈川県公立高等学校入学者選抜の追検査について発表した。2024年度(令和6年度)入学者選抜から、月経随伴症状などの体調不良も追検査の対象となることを明確化。一般募集共通選抜の学力検査、特色検査などが対象となる。

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追検査の対象
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 神奈川県教育委員会は2023年12月27日、神奈川県公立高等学校入学者選抜の追検査について発表した。2024年度(令和6年度)入学者選抜から、月経随伴症状などの体調不良も追検査の対象となることを明確化。一般募集共通選抜の学力検査、特色検査などが対象となる。

 神奈川県公立高等学校入学者選抜では、インフルエンザの罹患など、やむを得ない事情で共通選抜の学力検査などを受検できなかった志願者のうち、希望者を対象に追検査を実施している。2024年度入学者選抜からは、月経随伴症状などの体調不良者も対象となることを明確化した。

 追検査の対象は、月経随伴症状などの体調不良などの場合、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの感染症に罹患した場合、自然災害や検査会場に向かう途中の事故・事件に巻き込まれた場合、痴漢の被害に遭った場合など。

 追検査の対象となる検査は、一般募集共通選抜(クリエイティブスクールを除く)・海外帰国生徒特別募集・在県外国人等特別募集・中途退学者募集・別科の募集の学力検査または作文、一般募集共通選抜(クリエイティブスクール)の特別検査(面接)、県立愛川高等学校における連携型中高一貫教育校連携募集・インクルーシブ教育実践推進校特別募集の面接。

 追検査受験の手続きでは、中学校長が事由を証明した追検査受検願を志願先の高等学校に提出する。これまで提出を求めていた医師の診断書などの証明書は、不要となる。

 神奈川県教育委員会では今後、追検査の対象や手続きなどをまとめた中学校3年生向けのリーフレットを作成。2024年1月中旬までに県内国公立中学校などを通じて周知し、神奈川県教育委員会Webサイトにも掲載する。

 2023年度(令和5年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜の追検査は、全日制で117人が受検手続きを行い、114人が受検、定時制で6人が受検手続きを行い、4人が受検した。全日制の受検予定者117人が、学力検査などを欠席した事由は、新型コロナウイルス感染34人、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者1人、体調不良など82人だった。

 2024年度神奈川県公立高校入試における共通選抜は、2024年1月24日~31日に願書、2月5日~7日に志願変更を受け付ける。学力検査などは2月14日、面接と特色検査は2月14日、15日、16日に実施。追検査は2月20日。合格発表は2月28日に行われる。

《奥山直美》

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