ベネッセグループは2024年1月22日、令和6年能登半島地震で被災した地域の子供・保護者および学校現場に向けて、学習教材の無料提供や受講費の特別支援制度、物資提供などの支援施策について公開した。
学習教材として、被災地域の小学生から高校生までを対象に、「進研ゼミ」の在籍有無を問わず、誰でも無料で利用できる学習コンテンツを無料提供する。小学生・中学生向けのWeb教材では、学年ごとに、使用している教科書に合わせた単元学習の内容理解を助ける動画や、年間カリキュラム表があり、スマートフォンやパソコン・タブレットから利用できる。高校生向けの映像授業・問題演習アプリ「AIStLike」では、英語・数学・国語の問題演習で苦手克服ができる。会員以外も期間限定（4月末までの予定）で無料提供する。アプリをダウンロードして、スマートフォンで利用できる。
オンライン学習コンテンツの提供とあわせて、小学生から高校生を対象に、総復習や授業の補完・テスト対策として利用できる「進研ゼミ」の紙教材を無料で提供する。学校、自治体、NPOなどの団体ごとに2024年1月22日より、電話窓口にて申込みを受け付ける。
また、現在、こどもちゃれんじ・進研ゼミを受講中で被災した会員に向けて、最大6か月間、教材を無償で提供する特別支援制度を設ける。対象商品は、こどもちゃれんじbaby、こどもちゃれんじ、進研ゼミ小学講座、進研ゼミ中学講座、進研ゼミ高校講座。今回の能登半島地震で被災した人（罹災証明書の提出要）で、2024年2月号～7月号を受講する人、またはこの期間に入会する人が対象。特別支援制度の申込みは、2024年6月24日まで専用サイトで受け付ける。
なお、幼児から高校生を対象に文房具や学用品の提供、キャラクター「しまじろう」による被災地への訪問、学校への学びの支援、義援金の拠出などの支援も行う。支援施策については、引き続き検討しており、追加や変更は、同ポータルサイトやプレスリリースにて随時周知するとしている。
