東京都、企業向けデジタル版「育業応援ハンドブック」公開

 東京都は2024年3月22日、企業向けデジタル版「育業応援ハンドブック」と、育業中の家族を通して、育児と仕事の両立を考える動画を制作し公開した。

生活・健康 保護者
デジタル版「育業応援ハンドブック 先進的企業事例に学ぶ」
  • デジタル版「育業応援ハンドブック 先進的企業事例に学ぶ」
  • 「育業応援ポケットブック」(B6縦、16ページ)
  • 「育業を、 しています。リアルな時間の過ごし方」

 東京都は2024年3月22日、企業向けデジタル版「育業応援ハンドブック」と、育児と仕事の両立を考える動画「育業を、 しています。リアルな時間の過ごし方」を制作し公開した。

 東京都は、育児は「休み」ではなく「大切な仕事」と考えるマインドチェンジを進め、育業を社会全体で応援する気運醸成に取り組んでいる。東京都が発表した令和4年度東京都男女雇用平等参画状況調査結果報告書の「育業」取得率では、女性94.1%に対して、男性はやや上昇して26.2%となったが、まだ十分とはいえない状況である。

 デジタル版「育業応援ハンドブック 先進的企業事例に学ぶ」は、独自の育業支援制度などの先進的な取組事例や育業のメリット、育業推進に向けた具体的な手順等を掲載。育業推進に取り組む企業経営者や人事担当者などに役立つ内容となっている。「育業応援ポケットブック」(B6縦、16ページ)は、ハンドブックのポイントについて、簡単にまとめたもの。東京都は「このハンドブックを活用し、積極的に育業の推進に取り組んでほしい」としている。いずれもWebサイトで閲覧できる。

 動画「育業を、 しています。リアルな時間の過ごし方」は、パパが育業中の2家族を取材し、実際の育業のようすや「育業をして気づいたこと」などについてインタビューを収録。そのVTRをスタジオで視聴した育児経験のある著名人が、自らの経験で得たことや「育業」を取り巻く状況などについてトークする。司会は川島明(麒麟)、竹内由恵氏。ゲストはユージ、横澤夏子など。有識者は田中俊之氏(大妻女子大学准教授)。動画はこどもスマイルムーブメントYouTubeチャンネルで閲覧できる。

《中川和佳》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top