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日本経団体連「新卒者の就職活動は大学3年12月から」提言を公表

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日本経済団体連合会
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 日本経済団体連合会は1月12日、「新卒者の採用選考活動の在り方について」の提言をまとめて発表した。

 最近の新卒者について、未就職のまま卒業する学生の増加が懸念されている中、学生の就職活動は年々過熱化し、社会的にも早期化による長期化への批判が高まっている。日本経団連では例年、大学側の代表者との間で企業の「大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者等の採用選考に関する企業の倫理憲章」と大学の「申合せ」を確認し合っている。その際に、選考の早期化是正や、学事日程の尊重の要請を受けており、企業の採用選考活動の在り方については広範な検討を継続し、必要に応じて内容を見直してきた。

 今回発表された「倫理憲章」の具体的な見直しの内容は以下のとおり。

◆見直しの対象
 今般の見直しは2013年4月入社予定者(現大学2年生)の採用選考活動から対象とする。また、採用選考活動の開始時期等の規定は、日本国内の大学・大学院に在籍する学生を対象とする。

◆広報活動と選考活動開始の期日
 会社説明会など採用に関する広報活動については、開始日を大学3年(大学院生は修士1年)の「12月1日」と定める。それ以前は、インターネット等を通じた情報発信以外の活動は行わず、個人情報の取得も行わない。「12月1日」より前においては、大学が行う学内セミナー等への参加も自粛することとする。面接や試験など内定につながる選考活動については、現行通り、開始日を大学4年(大学院生は修士2年)の「4月1日」以降とし、具体的な期日を「倫理憲章」に明記することとする。

◆その他
 海外留学生や、未就職卒業者への対応を図るため、以下のような多様な採用機会の提供に努めることを新たに「倫理憲章」上に明記する。
・通年採用や夏期・秋季採用等の実施
・既卒者への採用選考機会の提供(大学側の配慮要請を含む)

 また、インターンシップについては、「12月1日」より前に実施するものは、採用選考活動とは関係のない活動は認める方向で検討し、なるべく早期に結論を得ていくとしている。

 学生に向けてのメッセージとして、今回の見直しは、学生が就職活動に多くの時間を費やし、本分である学業に支障をきたしている現状を是正するために行うもので、自らの将来について落ち着いて考えられるような環境を作るべく、真摯に検討した結果である。学生には、学業に励み、また、充実した学生生活を送ることにより、知性・能力・人格等に磨きをかけ、社会人として活躍するとの気概を持つことを期待したいとしている。エントリーシートや面接対策など、選考受験上のテクニック習得などに走るのではなく、学生生活の早い段階から、将来の職業人生を意識して考え、さまざまな経験を積みながら養いうる幅広い知見や経験、洞察力、思考力、行動力などを高めていくことを望みたいとしている。
《前田 有香》

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