ワコム「Intuos4」が、進研ゼミのネット返却システムに採用

 ワコムは7月8日、同社のペンタブレット製品「Intuos4」がベネッセコーポレーションの通信講座「進研ゼミ」の「添削指導問題のネット返却」に採用されたと発表した。

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添削書き込みの様子
  • 添削書き込みの様子
  • 添削を書き込むシステム画面の例
  • 受講生が「動く添削」を見ている画面の例
  • 受講生が「動く添削」を見ている画面の例
  • 添削されたデジタル答案のプリントアウト
  • 進研ゼミ小学講座
 ワコムは7月8日、同社のペンタブレット製品「Intuos4」がベネッセコーポレーションの通信講座「進研ゼミ」の「添削指導問題のネット返却」に採用されたと発表した。

 進研ゼミ小学講座では、「チャレンジ5年生」と「チャレンジ6年生」の受講者を対象に添削指導した答案の「ネット返却」サービスを4月号より開始している。ネット返却では、従来の郵送返却方式に比べ返送までの期間が半分の1週間と短縮されるほか、赤ペンによる採点や指導のための書き込みの様子がパソコン上で動画で再現され、計算の手順や漢字の書き順などもわかりやすく指導できるという。

 ワコムの発表によれば、答案の添削を行う際のIntuos4の自然で滑らかな書き心地や表現性、書き込むスピードへの追従性が、ベネッセに高く評価され採用に至ったという。

 添削システムでは、受講生が郵送で提出した答案用紙をスキャンしてデータ化。その後、赤ペン先生がペンタブレットを使い、従来の紙に行うのと同じように、デジタル答案への書き込み作業を行うという。

 ワコムでは添削システムの開発にあたり、表現される手書きのリアルさと、ペンと紙の使い勝手の再現に注力し、その結果、紙に書き込むのと同じように違和感なく書き込むことができ、PC画面上でもほぼ同じ表現を実現できたという。

 これらの成果についてベネッセでは、「これまで紙とペンで行っていた添削のデジタル化が実現したことによって、赤ペン先生の手書き添削指導がその価値を変えることなく提供できるようになりました。ペンタブレットを使って書き込まれた添削は、赤ペン先生の温もりや存在感を損なうことなく表現されています」と評価しているという。
《田崎 恭子》

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