就活戦線、必要なのは「つながるスマホ」

 オーシャナイズは、2012年度及び2013年度の新卒採用活動における、就活生とスマートフォンに関する意識比較調査を2011年11月17日から21日にかけて実施し、その結果を公開した。

生活・健康 その他
(今年度就活生)就職活動に対する不安・焦り
  • (今年度就活生)就職活動に対する不安・焦り
  • (昨年度就活生)説明会やセミナーのエントリー漏れ経験
  • 就活中のマストアイテム・活用法
  • (今年度就活生)就活においてスマホに求めること
  • (今年度就活生)就活におけるFacebook活用意向
  • iPhoneつながるエリア・スピード
 オーシャナイズは、2012年度及び2013年度の新卒採用活動における、就活生とスマートフォンに関する意識比較調査を2011年11月17日から21日にかけて実施し、その結果を公開した。対象は昨年度就職活動を行った(2012年度就活生)300人、及び今年度就職活動を行う(2013年度就活生)300人。

 今年度就活生に対して、昨年と異なる採用スケジュールについてどう考えているか、という質問をしたところ、9割が不安と答え、スタートが遅い分「事前の情報収集がカギ」「逆に事前準備を早めに動く必要がある」という回答が上位にあがった。また、既に何か活動を始めているかという質問には、「就職対策セミナー参加(48%)」「説明会参加(33%)」など能動的な情報収集の傾向がみられた。

 次に、昨年度就活生に対して、就活初期不安だったこと、という質問をすると、「情報収集(業界・企業情報の収集、説明会やセミナーのエントリー情報の収集)」についての不安が浮き彫りになった。また、説明会やセミナーのエントリー漏れは8 割も経験していた。

 次いで、就活中のマストアイテムを両世代に聞いたところ、2年連続で「スマートフォン」がトップにあがった。今年度就活生で必携アイテムとした人の割合は、昨年度の就活生に比べて21%増加していた。また、スマートフォンの就活への活用法を聞いたところ、昨年度就活生は「説明会エントリー」「PCメールの利用」「MAP検索」が上位にあがっていたが、今年度就活生は「企業情報収集」がトップにあがり、その活用方法に変化が見られた。

 次に、昨年度就活生に対して、スマートフォンの所有について聞いたところ、iPhone所有者はスマートフォン保有者の半数という結果に。また、スマートフォン所有者全体に対して、当時抱いていた不満について聞いたところ、4割が「つながり」に、ほぼ5割が「スピード」に不満があったことがわかった。さらに、iPhone所有者だけに限ると6割が「つながり」「スピード」に不満を持っていたことがわかった。今年度就活生に対して、就活においてスマートフォンに求めることについて聞いたところ、「つながるエリア」「接続スピード」が上位にあがった。移動中でもどこでも企業からの連絡が繋がるようにしておきたい、エントリーでチャンスを逃したくない、そういった意向が見受けられた。

 最後に今年度就活生に対して、ソーシャルメディアの利用状況について聞いたところ、4割がFacebookを利用していると回答。昨年度就活生と比較して、就活に活用している割合は29%も上昇していた。Facebookの活用予定について聞いたところ、6割が企業のFacebookページ閲覧・採用担当者との交流、4割が就活生同士の情報収集・交流に活用と回答しました。今年の就活トレンドとして言われている「ソー活(FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用した就職活動)」を表す結果と言える。

※全国の大学生から、、2011年11月17日~21日インターネット調査を実施。

就活戦線 必要なのは「つながるスマホ」、トレンドは「ソー活」

《白石 雄太@RBB TODAY》

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