【インフルエンザ流行情報】関東エリアでは依然として閉鎖施設あり

 関東エリアの8都県と厚生労働省は3月9日、2012年第9週(2月27日〜3月4日)のインフルエンザ流行状況を発表した。全国の定点当たり報告数は23.70人で、4週連続の減少。

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2012年関東地域のインフルエンザ流行状況
  • 2012年関東地域のインフルエンザ流行状況
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  • インフルエンザによる休校、学年閉鎖、学級閉鎖があった施設(関東地域)
  • インフルエンザによる休校、学年閉鎖、学級閉鎖があった施設(関東地域)
 関東エリアの8都県と厚生労働省は3月9日、2012年第9週(2月27日〜3月4日)のインフルエンザ流行状況を発表した。全国の定点当たり報告数は23.70人で、4週連続の減少。東京、神奈川などでも報告数が5週間ぶりに20人台に戻るなど、減少傾向が続いている。前週の報告まで唯一増加傾向にあった群馬でも、今回の発表では微減。関東エリア全域で今季の流行ピークは過ぎたといえるだろう。

 一方で、定点当たりの報告数が10人台に戻るまでは流行警告状態が続くため、依然として注意が必要。全国の報告数に比べ、関東エリアの報告数が多い現状にも変化はなかった。

 地域別に見ると、都内では島しょ、南多摩、多摩小平をはじめとする8保健所管内で定点当りの患者報告 数が30人を超える状態が続いている。関東エリアのほかの県においても、定点当たりの報告数が30人を超える地域が多数あり、全体的には減少傾向にはあるものの、地域によっては警戒が必要。

 インフルエンザの流行により影響をうけた施設も減少傾向にあるが、東京、埼玉、千葉などでは依然として200以上の施設が休校、学園閉鎖、学級閉鎖などの処置をとった。高校や大学の入試、卒業式などで教育機関はにぎわう今月、十分な予防対策をとったうえで望んでほしい。
《湯浅大資》

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