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デジタル沖縄平和学習アーカイブ、証言映像や写真などを現在の風景と重ねて表示

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 沖縄県は、戦時中の沖縄戦のようすを振り返ることのできる「沖縄平和学習アーカイブ」をインターネット上に公開した。沖縄戦に関する証言者の映像や当時の写真などをGoogle Earth上に表示することで、現在の風景や地図と戦時中の証言や状況を比較することができる。

 首都大学東京准教授の渡邉英徳氏が総合監修を務めた同プロジェクトは、沖縄戦争の体験者による20の証言と、182点の沖縄戦の写真や資料をGoogle Earthに重ねて閲覧することを可能にした。地図、証言映像、写真など複数のアーカイブをデジタル化し、沖縄戦に関する多面的で総合的な理解を深めることができるという。

 同プロジェクトの最大の特徴は、証言、写真、地図といった資料がGoogle Earthに重ね合わせてあることだ。現在と過去の情報を重ね合わせることで、学校の授業などに比べ歴史を身近に感じることができるだろう。もうひとつの特徴は、沖縄県平和祈念資料館と沖縄県公文書館が所蔵する資料を活用していることだ。情報の信頼性はもちろんだが、普段は接することのない貴重な資料を現在と照らし合わせながら見ることで、歴史をより分かりやすいものにしている。

 また、沖縄に行かなくてもこれらの資料や証言に触れることができるのも大きな特徴だ。資料館や公文書館に足を運ばなくても沖縄県の平和発信事業について学ぶことができ、戦争の歴史に触れることができる。沖縄県知事の仲井真弘多氏は、沖縄平和学習アーカイブを通じて、多くの人の平和を希求する心がはぐくまれることを強く願っているとコメントした。

 沖縄平和学習アーカイブは、掲載している資料を日本語以外の5か国語でも収蔵しており、世界への情報発信の意欲がうかがえる。沖縄県外からのアクセスだけでなく、世界中からのアクセスに大きな期待が集まる。

 また、同アーカイブに収蔵されている資料をGP地図とAR(拡張現実)技術を用いて閲覧できるアプリを近日公開予定だという。地図と証言を連携する機能や、実際の街並みと証言や資料の重層表示機能など、GPSを活用したアプリが注目されている。
《湯浅大資》

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