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小中学校教員の半数以上が、授業でのICT活用に「不安」

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ICT機器の整備状況
  • ICT機器の整備状況
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  • ICTを活用して現在取り組んでいること、今後取り組みたいこと
  • 授業でのICTの活用意向
  • ICT活用に対する不安
  • ICT活用における課題
  • ICTを授業で活用できた要因
 ベネッセコーポレーションが3月19日に発表した「ICTを活用した学びのあり方に関する調査」によると、小学校教員の78.7%、中学校教員の61.1%がすでにICTを活用した授業に取り組んでいることが明らかになった。

 ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」は、全国の公立小学校・中学校の教員1,608名を対象に、教員が考える子どもたちに身につけてほしい力とICT活用について、郵送法による自記式質問紙調査を行った。調査時期は2013年10月~11月。

 現在、授業でICTを活用している教員は、小学校で78.7%、中学校で61.1%。授業でのICT活用の内容は、「子どもが興味を持つ教材をインターネットで集める」(小学校:71.5%、中学校:70.8%)や「ノートや教材を実物投影機で映しながら説明する」(52.1%、28.3%)の割合が高く、教材の収集・提示が中心となっている。

 普通教室でのICT機器の整備状況は、「デジタルテレビ」(小学校:79.4%、中学校:70.5%)や「実物投影機」(88.1%、73.8%)、「電子黒板」(47.9%、43.9%)は普及が進んでいるが、「子ども用タブレット端末」(7.7%、6.0%)は10%未満にとどまる。

 今後、ICTを活用したいと考える教員は、小学校で95.6%、中学校で87.8%。今後取り組みたい内容は、「教材の収集・提示」や「情報教育」の項目に加えて、「プレゼンテーション用のソフトを使って子どもが共同で資料をまとめる」(小学校:54.6%、中学校:64.3%)が半数を超えた。

 ICTを授業で活用することについて、「とても不安」「まあ不安」と回答した教員は、小学校で50.2%、中学校で51.3%と半数以上にのぼる。ICTを授業で活用する際の課題については、「授業の準備に時間がかかる」(小学校:77.7%、中学校:79.8%)、「自分のICTスキルが不足している」(77.1%、72.6%)、「授業の計画を立てるのが難しい」(62.9%、57.5%)の割合が高くなっている。

 また、ICTの活用度が高い教員ほど、「授業案を知ることができた」「機器操作・授業計画作成を支援してもらった」などの選択率が高くなっている。ICTを活用できた要因として、実践例を知ることや周囲の支援が関係していると考えられる。
《工藤めぐみ》

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