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【EDIX2015】デジタル教育の今と未来がわかる展示会の見どころ

教育ICT 行政

今年は過去最高の620社が出展
  • 今年は過去最高の620社が出展
  • タブレットを使った模擬授業(富士ソフト)
  • 複数台で画面を共有できるプロジェクター(エプソン)
  • フィリピン人講師との英語授業を体験(QQイングリッシュ)
  • 来場者に説明を行うロボットのPepper(NHKエディケーショナル)
  • ブロックで組み立てた自動筆記マシン(アーテック)
 最新のデジタル教育のコンテンツやサービスを展示する「第6回 教育ITソリューションEXPO(EDIX:エディックス)」が、5月20日(水)から22日(金)まで東京ビッグサイトで開催されている。

 今年は、「eラーニング ジャパン」「教育用ハードウェア」「教材・教育コンテンツ」「学校業務支援」「災害対策」「セキュリティ」「特別支援」の7ゾーンを設置。会場では、アクティブ・ラーニングに適した電子黒板や、タブレットを使った模擬授業、ネットを活用した校内での災害対策まで、最新の技術を駆使した教育教材やサービスを体験できる。

◆より使いやすく、より便利になった電子黒板

 今やデジタル教育のツールとして欠かせない電子黒板は、今年もさまざまな新製品が展示されていた。

 エプソンは、電子黒板の機能をもつプロジェクター「EB-1430WT」を展示。指でタッチして文字が書けるうえに、画面を複数の場所で同時に映すことができるので、グループワークの授業などにも向いている。

 シャープでは、80インチでは初となる静電容量方式の電子黒板「BIG PAD」を展示。スマートフォンやタブレットに書くような感覚で快適に文字を書くことができ、筆圧によって線の太さの強弱がつけられるようになった。

◆eラーニングで海外から英語を受講

 eラーニングでは、QQイングリッシュがフィリピンのセブ島在住の英語講師による英語授業のデモを行った。「Skype」を使い、生徒は自宅にいながらにしてマンツーマンでの講座が受けられる。学校での事例としては山梨県立甲府東高等学校などがすでに導入しており、生徒たちはSkypeを通じて英語の授業を行っている。

 マンツーマンでの指導を安価に受けられる方法として、会場でもeラーニングによる英語学習は注目を集めていた。

◆セキュリティ、防災関連への関心が高まる

 度重なる個人情報流出などの問題を受け、セキュリティへの意識も高まっている。

 セコムではIDカードを使い、出席管理から食堂、図書館での利用までを一括に行うシステムのデモを行った。

 また、防災の面においては、災害時に各教室のテレビへ一斉に映像で告知を行う富士ソフトのシステム「みらいスクールステーション」をはじめ、デジタルならではの利点を生かしたサービスも開始されている。

◆ネットワークの強化をはかる通信企業

 学校でのパソコン導入台数の増加にともない、問題となるのが通信インフラの設備だ。バッファローでは最大接続数100台の無線LANアクセスポイント「WAPM-1166D」を提唱。「サーバーからの読み込みや画像検索など、ネットワークに負荷のかかる作業を生徒が一斉に行っても耐えうる環境を検証した」としている。

◆ロボットを教育に活用

 PepperやNAOといった人間とコミュニケーションをするロボットが、複数のブースに設置され、来場者たちに展示の説明を行っていた。

 学研では、プログラミングを使ってロボットのNAOを動かす模擬授業が行われた。

 アーテックは、センサーやモーターの付いたブロックを組み立て、ものを運んだり自動筆記をプログラミングで制御するマシンを展示した。

 こういったロボット作りの授業は、アクティブ・ラーニングの一環として小中高にも取り入れられている。“アクティブ・ラーニング”は文部科学省の学習指導要領で提言されており、能動的学修、すなわち生徒が授業を学ぶだけでなく、実験やグループディスカッション、発表などをすることで、社会的な能力を養うことを目指している。

 EDIXでは5月22日(金)まで、ブース展示やセミナーなどが行われている。各ブースでは模擬授業なども多数開催され、最新のデジタル教育のシステムを体験できる。
《相川いずみ》

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