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【EDIX2015】世界18万の学級とつながる教育SNS…クラスティング

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クラスティング 日本マーケティング担当のパク・キョンシク氏
  • クラスティング 日本マーケティング担当のパク・キョンシク氏
  • パク氏が操作を説明
  • コメントは、閲覧できる人を保護者・生徒・教師から選べる
  • 若いスタッフが明るく対応していた
  • クラスティング
  • クラスティング
 クラスティングは5月20日に開幕した第6回教育ITソリューションEXPO(通称EDIX)で、教育現場での利用に最適化された無料のSNS「クラスティング(Classting)」を展示している。

◆教育に特化した無料SNS

 クラスティングは、韓国ソウル市を本社とし、2010年に設立したまだ若い会社。創業社長のDave Cho氏は元教師で、生徒や保護者とのコミュニケーションに悩んだことから、「クラスティング(Classting)」の着想を得たという。

 このサービスを一言で説明すると、「教育に特化したSNS」だ。主な機能としては、「クラス連絡」「課題管理」「秘密相談室」「アルバム」がある。

 「課題管理」機能では、授業で使用する資料や、生徒が作ったレポートや取り組んだ課題などをアップロードして、簡単に共有することができる。教師は、それらのデータを簡単に管理でき、再利用も可能だ。

 「クラス連絡」機能では、教師からのお知らせを一斉に配信できる。閲覧の有無を確認でき、閲覧していない人には再送信もできる。閲覧者は保護者、生徒、教師など属性ごとに選ぶことができるので、必要な人に必要な情報を届けることができる。緊急連絡も即時伝わる。

 「秘密相談室」機能では、生徒が他の人に知られずに、教師に直接悩みが相談できる。いじめなどの対策にも期待できそうだ。

 「アルバム」機能では、体育祭や文化祭など、学校でのようすを撮った写真を保護者も共有できる。日頃学校になかなか来られない保護者に好評だという。

 活用シーンとしては、「課題管理」機能を使って、教師が動画などの教材をクラスティングにアップロードし、生徒は自宅でそれを見て予習をしてから学校での授業に参加。授業では予習してきた内容について意見交換したり、練習問題に取り組む。いわゆる反転学習での利用を提案している。インターフェイスはLINEに似ていて、教師や生徒が、アップロードされた情報に対して、どんどん意見を書き込むことができる。

◆教師が管理する安全安心なSNS

 一般的なSNSとの大きな違いは、グループを作れるのは教師だけということ。メンバーは、教師が招待した生徒や保護者のみ。個人情報や会話内容の流出の心配がなく、安心して利用できる。

 本サービスは、2012年に、韓国のスマート教育アプリ活用教育科学部長官賞、グローバルスタートアップ企業グーグル特別賞を受賞している。

 利用は現在のところ無料。韓国では120万人が利用している。日本でのサービスは2015年3月にスタートしたばかりだが現時点で約200校が利用。6月には台湾、中国でも展開の予定。世界18万のクラスをつなぎたいと意気込んでいる。
《石井栄子》

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