第72回学童歯みがき大会、国内外で過去最高1,302校が参加

 ライオン、ライオン歯科衛生研究所、日本学校歯科医師会、東京都学校保健会は、文部科学省の後援を受け6月4日に「第72回学童歯みがき大会」を開催した。インターネットによるライブ配信を通じ日本全国と海外7か国・地域の小学生が参加した。

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クイズなどを通して、歯と口の健康について、楽しく学ぶ小学生たち
  • クイズなどを通して、歯と口の健康について、楽しく学ぶ小学生たち
  • 今大会について語るライオン歯科衛生研究所の稲葉卓部長
  • インターネットを介して、日本とアジアの小学校と会場が一体に
  • 第72回学童歯みがき大会を盛り上げた映像出演者
  • 映像での指導に合わせて、歯みがきに取り組む小学生たち
 ライオン、ライオン歯科衛生研究所、日本学校歯科医師会、東京都学校保健会は、文部科学省の後援を受け6月4日に「第72回学童歯みがき大会」を開催した。東京都千代田区の歯科医師会館を配信会場とし、インターネットによるライブ配信を通じ日本全国と海外7か国・地域の小学生が参加した。

 「学童歯みがき大会」は、小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、毎年「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」に合わせて開催されている歯科啓発イベント。1932年に第1回大会が開催されて以来、これまでに92万人以上の小学生が参加したという。2008年からはインターネットによる同時配信を取り入れ、海外を含むより広い地域の小学生が参加するようになった。

 ライオンによると、今大会の参加校は過去最高の1,302校。日本国内1,287校、タイ、ベトナム、中国、香港、韓国、フィリピン、シンガポールの海外7か国・地域計15校(日本人学校8校、現地校7校)の総計1,302校、約71,100人の国内外の小学生が参加した。

 同大会の主要プログラムは、「歯と口の健康教室」。明海大学安井利一学長 監修のもと、「見つけよう、4つのサイン。自分でつくるぞ!元気な歯ぐき。」をテーマに、どのように歯と歯ぐきを守るかを学習できる内容が展開された。約1時間のプログラムでは、歯間清掃の重要性を学ぶデンタルフロスの体験実習も実施され、生徒たちは楽しみながら歯と口の健康について学んだ。

 主催団体のライオン歯科衛生研究所 口腔保健部長 稲葉卓氏は同大会開催に際し、「本年度は、小学生にとって、日頃気にとめることが少ない『歯ぐき』を取り上げました。歯ぐきの健康について理解を深め、歯肉炎になりそうな時に出る歯ぐきからのサインを見逃さず、歯みがきをきちんと行うことで歯肉炎も健康な歯ぐきに戻せることを伝え、自らが行う健康行動の大切さを学んでもらいました。また、歯みがき実習では、健康な歯と歯ぐきを保つための歯みがきの方法やデンタルフロスの使い方に取り組んでもらいました。この学童歯みがき大会で学んだことを実践して、健康な歯と歯ぐきを守る予防歯科の習慣をつけていってほしいと思います。」と語った。

 ライオン歯科衛生研究所Webサイトでは、過去の大会のダイジェスト映像を閲覧できるほか、本大会の詳細プログラムが閲覧できる。
《佐藤亜希》

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