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私立大生、インターンシップやボランティアへの参加増加

生活・健康 大学生

学生生活の充実度
  • 学生生活の充実度
  • 学費
  • 喫煙状況
  • 正課教育の満足度
  • 課外活動への参加・参加している課外活動団体
  • インターンシップへの参加意向
  • ボランティア活動への参加有無
  • 留学経験の有無
 日本私立大学連盟の学生委員会学生生活実態調査分科会は、2014年秋に実施した「第14回学生生活実態調査」の分析結果をまとめた「私立大学学生生活白書2015」を刊行した。経済や大学生活、留学、就職など9つの分野について調査している。

 「学生生活実態調査」は、日本私立大学連盟に加盟する大学に在籍する学部学生の生活状況を調査するもの。学生の生活実態の把握と、時代の変化に応じた比較分析を行い、加盟大学や連盟の活動を検討する際の基礎資料とすることを目的に4年に1度実施されている。第14回調査は、2014年9月上旬から10月の下旬に実施された。

 大学進学の目的に関しては、「大学卒の学歴が必要」と回答した人が56.0%で3回連続の1位となった。所属大学を選んだ理由は「自宅からの通学が可能だった」「自分の実力に合っていたから」が多く、無理な選択をしない傾向にあるようだ。また、4分の3の学生が「学生生活は充実している」と回答しており、学部・学科への満足度、学生生活の充実度については漸増してきているという。各大学のさまざまな改革努力が評価された結果ではないかと調査では分析している。

 経済に関する調査では、学生の収入・支出ともに金額が増えていることがわかった。家族からの援助は減り、多くの学生がアルバイトや定職収入で補っているようだ。また、学費に対する負担感は理・工系、医・歯・薬系を中心に依然として大きく、奨学金受給率も上がっている。また、返還の必要がない奨学金への要望の声も多いという。

 学生生活に関する調査では、講義やゼミなど学習に対する意識が向上していることがわかった。今回新たに設けられた食事に関する調査では、毎日朝食を食べる学生が全体の6割程度。1日3回食事をとる学生や毎日朝食をとる学生ほど、学生生活が充実しているという。また、喫煙率は2006年調査の16.4%から8.9%にまで減少。しかし、薬物の使用については、自己責任での使用容認派が増えており、看過できない点であるとしている。

 正課教育に対する満足度は高まってきており、「大変満足・満足」が全体で52.3%と半数を超えた。今後は「より分かりやすい講義」が求められており、学生の楽しく学びたいという思いを板書やレジュメ、視聴覚教材などを利用し、どう反映させていくかが問われているという。

 クラブ・サークル活動・ボランティアなどの課外活動の参加率は70.2%と高く、参加しての満足度では「友人・居場所を得た」が65.5%でもっとも多かった。インターンシップに関しては、1年生の段階から関心が高く、早い段階で就職・進路に関心を持っていることがわかった。また、ボランティアへの関心度は高くなっており、大学入学後のボランティア経験について「ある」と回答した学生は28.8%と増加傾向にある。

 留学については、興味・関心は低くないものの、実際に留学を経験しているのは全体で8.3%、4年生に限っても12.2%と決して高い数字ではないという。経済面や語学面、外国生活への不安などが、留学を阻む要因としてあげられているという。

 進路・就職に関する調査では、不安に思うことの1位は「就職できるかどうか」で52.1%だった。2010年調査(61.5%)と比べると減少しているものの、依然として高い水準にある。希望する進路では、2010年調査と同様に、学年があがるにつれて「公務員」希望が減少し、「民間企業・団体」希望が増加した。民間企業に求めるのは、「安定している」「能力を活かせる」「給与が高い」と2010年調査と変動はなかった。
《外岡紘代》

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