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リクルートが2016年予測、進学は「相互選択型入試」がキーワード

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リクルート進学総研
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  • 進学領域のキーワードは「相互選択型入試」
  • 大学に求められているもの
  • 小・中学生学び領域のキーワードは「スタディ・ライフ・バランス」
  • 小・中学生学び領域のキーワードの定義
  • 社会人学習領域のキーワードは「育自休暇」
 リクルートホールディングスは12月15日、7領域の新たな兆しとなる2016年トレンド予測を発表した。進学では大学の求める学生が受験する「相互選択型入試」が、小・中学生学びではICTを活用した「スタディ・ライフ・バランス」がキーワードになると予測している。

 2016年のトレンド予測における7領域は「美容」「アルバイト・パート」「飲食」「社会人学習」「進学」「小・中学生学び」「住まい」で、予測とともにトレンドを表すキーワードも発表した。

 進学領域のキーワードは「相互選択型入試」。偏差値で選ぶ入試から、大学の求める学生が受験する入試が増加すると予測。その背景として、これから求められる「学力の3要素」と「確かな学力」、政府が進める高大接続改革の動き、大学の理念にあう人材の多面的・総合的評価の方向性などがあると分析している。

 大学側の動きにも、大学の人材育成、求める意欲・能力を持った学生像、評価の仕方をメッセージし、大学の価値を高める学生に入学してもらうため、入学から卒業まで一貫した教育マネジメント改革に取り組んでいるという。学生にも、偏差値だけでなく自分にあった大学を主体的に選択する動きの拡大があるとして、国立・私立を問わず「相互選択型入試」を導入する大学が増えると予測した。

 トレンド予測では、具体的な「相互選択型入試」の事例として、2日間にわたる講義・小論文・面接を実施する九州大学の「21世紀プログラム」入試や追手門学院大学のアサーティブ入試などをあげている。また、「相互選択型入試」で入学した学生のメッセージも紹介している。

 小・中学生学び領域のキーワードは「スタディ・ライフ・バランス」、ICTを活用した新たな学び・生活のスタイルが増加すると予測。2020年大学入試改革により、今の中学1年生以下は知識のみならず、知識・技能を活用する力や主体性が問われるため、多様な経験を積むことが必要になるという。

 ICTツールにより知識を獲得する「スタディ」が効率化されたことで、新しい力を身につけるための活動にあてることが可能となってきていると分析。また、ICT学習が保護者・子ども間のコミュニケーションにも好影響を与えている事例も紹介している。保護者・子ども・学校が主体になり、ひとりひとりの価値観にあった最適なバランスを考える時期にきているとした。

 また、社会人学習領域のキーワードは「育自休暇」。育児休暇(育休)中に育児に加え、復帰後に備えたスキルアップを図る過ごし方が登場しているという。平均初産年齢は30.6歳となり、キャリア転換期と重なっていることが背景にあると分析。育休期間を「ブランク」ではなく「ブラッシュアップ」期間と捉え、次のキャリアへのステップボードにするスタイルは拡大すると予測している。

 このほか、美容領域では「美ンバウンド」、アルバイト・パート領域では「多国籍スクラムバイト」、飲食領域では「横丁ルネサンス」、住まい領域では「住民経営マンション」をキーワードにしてトレンドを予測している。
《黄金崎綾乃》

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