インターンシップの単位認定大学は増加傾向、H26年度は566校

 文部科学省は3月15日、「平成26年度大学等におけるインターンシップ実施状況」について調査した結果を公表した。インターンシップに参加した大学生や大学院生は、全体の2割にあたる約58万人。インターンシップを単位認定している大学は、前年度より24校増の566校であった。

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インターンシップ実施校数・参加学生数の推移
  • インターンシップ実施校数・参加学生数の推移
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  • 単位認定を行うインターンシップの状況
  • 参加学生数・参加率
  • 国公私立別参加学生数・参加率
  • 実施学年
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 文部科学省は3月15日、「平成26年度大学等におけるインターンシップ実施状況」について調査した結果を公表した。インターンシップに参加した大学生や大学院生は、全体の2割にあたる約58万人。インターンシップを単位認定している大学は、前年度より24校増の566校であった。

 調査は平成27年度8~9月、大学776校(学部752校・大学院627校)、短期大学346校、高等専門学校57校を対象に実施した。回答率は98.5%。

 学生のインターンシップ参加状況を把握・関与している大学は95.4%にあたる740校。インターンシップの参加学生数は右肩上がりに増え続けており、平成26年度は学部生、大学院生全体の20.7%にあたる58万365人が参加した。

 インターンシップを単位認定している大学は、前年度より24校増の566校。国公私立別では、国立大学の大学院で実施率がもっとも高かった。単位認定されるインターンシップへの参加率は、公立大学の大学院がもっとも高い結果となった。

 実施学年は「学部3年」「修士1年」「短大1年」「高専4年」、実施時期は「8月・9月(夏期休暇期間中)」、実施期間は「2週間未満」がもっとも多かった。また、単位数は「2単位以下」での実施が多く、大学や短大は「2単位」、高専では「1単位」がもっとも多かった。

 文部科学省では今後、調査結果を受けて、インターンシップの好事例や留意点などを掲載した「インターンシップガイド(仮)」を作成する予定だという。
《奥山直美》

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