プレゼンテーション機器や、テレビ会議システムなどの設計や販売を行うアバー・インフォメーションは4月11日、メカニカルアームタイプ実物投影機（書画カメラ）の高性能モデル「M70HD」を発売した。基本性能の高さと使いやすさを追求している。 アバー・インフォメーションは、書画カメラなどプレゼンテーション機器や、セキュリティDVRの分野におけるグローバル・カンパニー。台湾に本社を置き、日本やアメリカ、イギリス、フランスなど世界100か国へ製品を提供している。 新発売となる「M70HD」は、メカニカルアームタイプの人気モデルである「M70」の後継機。CMOSイメージセンサーを搭載し、500万画素という高画質を実現した。光学12倍とAverズーム2倍、デジタルズーム8倍で、最大192倍の拡大ができるため、ノートや教科書、観察物など被写体を大きく映して共有することができるほか、USBマウスを本体のUSBポートに差し込むと、投影画面を一時停止するだけで静止画上に書き込みもできる。 XGAからフルHD1080pまで多彩な出力機能を備えており、電子黒板やデジタルテレビ、プロジェクター、パソコン、タブレットパソコン（USB接続対応機種のみ）画面、デスクトップモニターなどさまざまな教室環境に対応できる。出力端子はHDMIとRGB、ミニUSBジャックを標準搭載し、複数同時出力も可能。また、HDMI入力にも対応できるようになり、パソコンからの音声付き動画を、M70HDを介して映像装置でパススルー再生することもできる。 カラーはブラックのみ。折りたたんで収納することができ、コンパクトで安全・丈夫・安定した設計は、持ち運びにも便利だという。また、専用の顕微鏡アダプターや反射防止シート、ライトボックスなども同時発売する。 本体価格は、87,800円（税別）。「M70HD」は、5月18日～20日に東京ビッグサイトで開催される「第7回教育ITソリューションEXPO（EDIX）」や、6月に東京と大阪で開催される「New Education Expo 2016」などに出展予定だという。
