総人口1億2,709万5千人、大正9年以来初の減少

 総務省は10月26日、平成27(2015)年国勢調査の人口等基本集計結果の要約を公開した。平成27年10月1日現在の人口は1億2,709万5千人。大正9(1920)年の調査開始以来、初めて減少した。

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 総務省は10月26日、平成27(2015)年国勢調査の人口等基本集計結果を公開した。平成27年10月1日現在の人口は1億2,709万5千人。大正9(1920)年の調査開始以来、初めて減少した。

 国勢調査は、日本国内に住むすべての人と世帯を対象とする統計調査。国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに実施される。直近では、平成22年に続き平成27年に実施された。

 平成27年国勢調査による10月1日現在の人口は1億2,709万5千人。平成22年の調査と比較すると、人口は96万3千人の減少。出生数が死亡数を下回り、自然減が影響したと思われる。総人口を男女別に見ると、男性が6,184万2千人、女性が6,525万3千人と、女性の方が341万1千人多い。

 都道府県別の人口最多は東京都で1,351万5千人。最少は鳥取県で57万3千人。東京都を含め、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、滋賀県、福岡県、沖縄県の全8都県で人口増加が見られた。人口増減数の多い市町村は、1位東京都特別区部、2位福岡県福岡市、3位神奈川県川崎市、4位埼玉県さいたま市、5位北海道札幌市。以下、宮城県仙台市、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、広島県広島市が続く。

 なお、平成27年の世界の人口(年央推計)は73億49百万人。最多は中国で13億76百万人、ついでインド13億11百万人、アメリカ3億22百万人。日本は世界で10番目だった。ただし、平成22~27年の人口増減率を見ると、世界人口上位20か国の中で減少しているのは日本のみ。
《佐藤亜希》

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