ノロウイルスなど感染性胃腸炎、13都県で警報レベル

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月別ノロウイルスGII遺伝子型検出報告状況
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  • 国立感染症研究所
 ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の流行が広がっている。国立感染症研究所が12月20日に発表した第49週(12月5日~11日)の患者報告数は、全国で6万1,547人、定点あたり19.45人と警報レベルの20人に迫る勢いだ。都道府県別では、13都県が警報基準値を超えている。

 感染性胃腸炎は、第48週(11月28日~12月4日)の定点あたり患者報告数17.37人から、第49週はさらに増加し19.45人となった。第49週の患者数は、全国で6万1,547人と6万人を突破。2016年の第1週から第49週までの累積報告数は96万5,439人に達した。

 過去10年の流行状況と比較すると、大きな流行となった2006年のピーク(22.81人)や2012年のピーク(19.62人)に迫っている。国立感染症研究所によると、今シーズンおもに流行しているノロウイルスの遺伝子型は、近年流行した遺伝子型とは系統が異なるという。

 都道府県別の定点あたり患者報告数は、山形県の45.37人が最多。このほか、宮城県41.44人、埼玉県30.89人、東京都27.24人、三重県26.18人、宮崎県26.03人、福井県25.23人、神奈川県24.75人、兵庫県23.51人、千葉県22.88人、富山県20.93人、静岡県20.92人、愛知県20.52人と、13都県で警報基準値の20人を超えている。

 感染性胃腸炎は、細菌やウイルスなどの病原体による感染症で、毎年秋から冬にかけて流行する。潜伏期間は1~3日程度。おもな症状は、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛。子どもやお年寄りなどは、吐いた物を誤って気道に詰まらせることや脱水症状などに特に注意が必要だ。

 感染予防には、手洗いの徹底、便や嘔吐物の適切な処理などが大切。消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤)が有効とされている。
《奥山直美》

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