女子小学生のライフスタイル、電子書籍は4-6年生4割以上が読書経験あり

 女子小学4~6年生の4割以上が電子書籍を読んだ経験があることが3月16日、「子どもライフスタイル調査2017春」の結果からわかった。動画共有サイトは、女子小学生の約7割が見ており、「毎日、ほぼ毎日」見ているという回答も14.4%あった。

生活・健康 小学生
電子書籍の閲読の有無
  • 電子書籍の閲読の有無
  • 読んだ、または読みたい電子書籍のジャンル
  • 1か月の読書量
  • 読書時間の増減
  • 読書時間が増えている理由
  • 読書時間が減っている理由
  • 動画共有サイトの視聴の有無
  • 見る動画共有サイトのジャンル
 女子小学4~6年生の4割以上が電子書籍を読んだ経験があることが3月16日、「子どもライフスタイル調査2017春」の結果からわかった。動画共有サイトは、女子小学生の約7割が見ており、「毎日、ほぼ毎日」見ているという回答も14.4%あった。

 「子どもライフスタイル調査2017春」は2016年12月1日~2017年1月20日、KADOKAWA アスキー・メディアワークスと角川アスキー総合研究所が共同で実施したもの。雑誌「キャラぱふぇ」の読者を対象に雑誌添付はがきで調査を実施し、女子小学生432件の回答を抽出して集計した。

 電子書籍(雑誌・コミックスを含む)の閲読経験は、28.9%が「ある」と回答。高学年(4~6年生)は、43.7%が「ある」と答えた。閲読経験者に「読んだ、または読みたいジャンル」をたずねた結果では、「コミックス・マンガ本」が58.4%と最多で、「絵本・童話」36.0%、「マンガ雑誌」35.2%、「小説」25.6%、「教科書・参考書」16.8%と続いた。

 1か月の読書量(マンガ・雑誌・学習参考書を除く、電子書籍は含む)は、「1~2冊」26.6%、「3~4冊」18.1%、「20冊以上」12.5%、「5~6冊」11.8%、「10~14冊」10.6%、「読まない」7.4%の順で、バラつきが見られた。

 この1年間の読書時間の増減については、47.9%が「1年前と比べて増えている」と回答。その理由は、「読書が好きになったから」が62.8%と最多で、「面白い本が見つかったから」(47.3%)や「学校で読書の時間があるから」(46.9%)という回答も多かった。

 一方、読書時間が「1年前と比べて減っている」と回答したのは12.5%。その理由は、「ゲームに時間を取られるようになったから」が33.3%ともっとも多かった。

 動画共有サイトを見ている女子小学生は、全体の67.2%。このうち、14.4%が「毎日、ほぼ毎日」見ている実態にあった。動画共有サイトで見るジャンルは、「アニメ番組」33.8%、「ゲーム実況・攻略」31.4%、「音楽」29.7%、「商品紹介動画」25.2%の順に多く、高学年では「音楽」が40.3%にのぼった。

 このほか、ゲームに利用している機器は、「ニンテンドー3DS」が68.5%ともっとも高く、「スマートフォン」という回答も32.4%あった。1年間に購入するゲームソフトの本数は「1~2本」が59.1%、過去1年間に遊んだゲームアプリの本数は「2~5本」が54.4%を占めた。この1年間のゲーム時間の増減では、「以前と同じくらい」44.4%、「増えている」36.0%、「減っている」18.0%だった。
《奥山直美》

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