【高校受験2025】長崎県、公立高校入学者選抜制度を変更

 長崎県は、2025年度(令和7年度)長崎県公立高等学校入学者選抜制度の改善方針を公表した。現在の中学2年生が対象。現行の前期・後期選抜が廃止され、特別選抜、一般選抜、チャレンジ選抜が実施される。

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公立高校の入試が変わります(生徒向け資料)
  • 公立高校の入試が変わります(生徒向け資料)
  • 改善についてのイメージ(生徒向け資料)
  • 公立高等学校の学びに対応した新たな入学者選抜制度(生徒向け資料)
  • 改善方針
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 長崎県は、2025年度(令和7年度)長崎県公立高等学校入学者選抜制度の改善方針を公表した。現在の中学2年生が対象。現行の前期・後期選抜が廃止され、特別選抜、一般選抜、チャレンジ選抜が実施される。

 長崎県は、「自らの可能性を高め、自分らしさを育む」「探究的な学びを推 進する」「ふるさとへの愛着や誇りを育む」の3つの高校教育の柱に基づき、2025年度の公立高校入学者選抜制度を改善する。

 現行は、前期選抜と後期選抜の2つだが、改善案では「特別選抜」「一般選抜」「チャレンジ選抜」の3つの選抜制度を実施する予定。「特別選抜」は、中学校内外において主体的に取り組んだ活動で培った自らの強みを生かせるという。また、「一般選抜」は中学校までに取り組んできた学びの内容に加え、学びに向かう姿勢を評価するとともに、日常生活、社会問題などと関連した探究的な学びを検査問題に取り入れて実施するという。

 おもに離島・半島部の高校では、きめ細かな指導を行っている少人数教育実施校で、それぞれの夢や目標の実現に向けて頑張る姿勢や意欲に応える「チャレンジ選抜」を実施。なお、現在の中学2年生が受検する2025年度入学者選抜からの制度変更とする。

 特別選抜は、2月第1週に実施予定。募集定員は、全募集定員の15%以内の範囲で各高校が定める。1学年2学級以下の高等学校については15名まで可。ただし、自己推薦の定員は、特別選抜による定員の3分の2を超えないものとする。志願区分の「自己推薦1」は、文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績をもつと自ら認める者で、かつ当該校に進学する強い意志をもち、学校の求める生徒像に合致する者。「自己推薦2」は、文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績をもつと自ら認める者で、かつ当該校に進学する強い意志をもつ者。選抜方法は、調査書・自己推薦書・個人面接またはプレゼンテーションにより選抜する。学力検査は実施しない。

 一般選抜は、2月第3週に実施予定。募集定員は、全募集定員から特別選抜の合格者数を減じた数となる。選抜方法は、5教科の学力検査・調査書・面接により選抜する。なお、調査書、学力検査、面接の配点比率については、各高校で定める。

 チャレンジ選抜は、3月第1週に実施予定。募集定員は、全募集定員から特別選抜の合格者数および一般選抜の合格者数を減じた数。選抜方法は、調査書・個人面接により選抜する。

 定時制課程夜間部、通信制課程、連携型中高一貫教育に係る選抜、離島留学特別選抜についての変更はない。長崎県は新たな入学者選抜により、変化の激しい社会において、現在直面している課題や今後新たに生じる課題に対し て、主体的に取り組み、他者と協力して解決する力や高い思考力、国際性を身に付け、ふるさと長崎や世界の未来を拓く人材の育成を図るとしている。

 Webサイトには、「2025年度(令和7年度)長崎県公立高等学校入学者選抜制度の改善方針」のほか、生徒向け資料や「2023年度(令和5年度)学力検査問題の一部と2025年度(令和7年度)学力検査問題のイメージ(理科)」を掲載している。

《いろは》

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