子供の運動習慣、1週間あたり「2時間未満」が約半数

 「ママソレ」を運営するKG情報は2023年12月14日、「子どもの週の運動時間」についてのアンケート調査の結果を公開した。ほとんどの保護者が「運動習慣をつけることは大切」と考えているが、約半数が運動不足と感じており、運動不足解消のための取組みを行っていることが明らかになった。

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子どもの運動習慣についてのアンケート
  • 子どもの運動習慣についてのアンケート
  • 一週間あたりの運動時間
  • 普段何をして体を動かしている?(男の子)
  • 普段何をして体を動かしている?(女の子)
  • 子供に運動習慣をつけることは大切だと思う?
  • なぜ子供の運動習慣が大切だと思う?
  • 子供は運動不足?
  • 子供は運動不足と感じる?(1週間の運動時間別)

 「ママソレ」を運営するKG情報は2023年12月14日、「子どもの週の運動時間」についてのアンケート調査の結果を公開した。ほとんどの保護者が「運動習慣をつけることは大切」と考えているが、約半数が運動不足と感じており、運動不足解消のための取組みを行っていることが明らかになった。

 「子どもの週の運動時間調査」は2023年10月19日から24日にかけて、未就学児から高校生までの子供をもつ保護者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は300人。

 子供の1週間あたりの運動時間を聞いたところ、最多は「2時間未満」23.0%となった。続いて「1時間未満」が19.0%、1週間運動を「まったくしない」という回答も7.0%あった。1週間あたりの運動2時間未満は、あわせて49%という結果になった。一方、運動時間が「7時間以上」という回答は13.7%あった。

 普段どんな遊びをしているか聞いたところ、男の子の回答としては、全年齢を通じて「野球やサッカーなどのスポーツ」が多く、次に「自転車、キックボードやスケートボード」が多い結果となった。小学校高学年までは、「おにごっこや缶蹴り」が比較的多いのに対し、中学生・高校生では0%となった。また、中学生、高校生では「体育館など室内でできるスポーツ」が増加傾向であった。

 女の子の回答としては全年齢を通じて「自転車、キックボードやスケートボード」が多い結果となった。「おにごっこや缶蹴り」は小学校高学年までは人気で、全年齢を通じて「体育館など室内でできるスポーツ」や「水遊び」「雪遊び」も一定の回答を得る結果となった。

 子供の運動習慣については、98%以上の保護者が「大切だと思う」と回答した。理由として、「体力がつくから」がもっとも多く、続いて「筋力がつくから」が多くなった。この2つの回答は、どの年齢でも約5割を占める結果となった。また、「肥満防止になるから」や「精神的に強くなるから」の回答がどの年齢でも1割ほどあった。

 子供は運動不足だと思うかの問いについては、「運動不足だと感じる」と「運動不足だとは感じない」がちょうど5割ずつに分かれた。1週間の運動時間別に子供が運動不足と感じるかどうかについての調査では、運動時間が増えるにつれ、運動不足と感じる保護者は少なくなっている。

 子供の運動不足解消のために取り組んでいることとしては、子供が小学生のうちは「公園や外遊びの機会を増やす」が多いが、中学生・高校生では「ストレッチや体操の習慣を作る」が増加している。また、高校生では「取り組んでいることがない」43.3%が最多となり、年齢が上がるにつれ親が子供の運動不足解消のために手助けをすることは難しいことがわかる。

 そのほか、男女別や年齢別の運動時間、運動不足の原因など、アンケート調査の詳細は「ママソレ」にて確認できる。

《中川和佳》

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