子供の見守りアイテム、約3割が未就学で購入…迷子防止

 シルミル研究所は、2024年1月19日「子どもの見守りアイテム」に関する調査結果を公開した。購入時期は、約6割が小学1年生、未就学児約3割で、興味を持った理由は半数以上が「迷子防止」であることがわかった。

生活・健康 小学生
見守りアイテムを子供が何歳の時購入しましたか?
  • 見守りアイテムを子供が何歳の時購入しましたか?
  • 興味を持った理由やきっかけを教えて下さい(購入していないが興味がある人)
  • 自治体等から防犯ブザーの配布はありますか/見守りアイテムを購入した経験はありますか
  • 親子でどのような防犯対策をしていますか

 シルミル研究所は、2024年1月19日「子どもの見守りアイテム」に関する調査結果を公開した。購入時期は、約6割が小学1年生、未就学児約3割で、興味を持った理由は半数以上が「迷子防止」であることがわかった。

 園児とママ・パパの情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」を発行するこどもりびんぐは、「シルミル研究所」としてリサーチ事業を展開。このたび「子どもの見守りアイテム」に関する調査を、2023年12月1日から15日にかけて、子供を持つ全国の「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員に対しWebで調査を実施した。有効回答数は876人。

 子供の見守りアイテムを購入したことがある、小学生以下の子供を持つ49歳以下の女性757人に「何歳の時に購入したか」を聞いてみると、約6割が小学1年生と、1人での登下校が大きなきっかけとなっていることがわかった。一方で、未就学児のうちに購入している人も約3割おり、まだ1人で行動させない年齢のうちから需要があることが伺える。

 子供の見守りアイテムを検討中の母親が、興味をもった理由の1位は、「迷子防止」53.8%となった。ついで「一人で登下校をはじめた(はじめる予定)」32.3%、「一人で塾、習い事などに行くようになった(なる予定)」16.4%と続く。

 小学生の母親402人に、自治体から防犯ブザーの配布があるか聞くと、低学年では約7割が「ある」と回答。また約7割(利用中、以前購入し利用していた人の合計)は見守りアイテムの購入経験があり、多くの人が、配布された防犯ブザーだけでは足りないと感じ、自ら購入のアクションを起こしていることが推測される。また低学年、高学年ともに、「興味がない」と答えた人は5%以下と、ほとんどの方が、少なくとも興味はもっていることがわかった。

 小学生以下の子供を持つ母親が親子で行う防犯対策としては、1位「親子でお約束をする(知らない人についていかない、一人で公園等で遊ばないなど)」64.3%、2位「子供の見守りアイテム(防犯ブザー、GPS等)を利用」40.4%、3位「親子で実際に通学路を歩き、危険な場所を伝える」31.4%となった。「とくにしていない」23.0%以外の、約8割が何らかの防犯対策を実施していることがわかった。

 「子どもの見守りアイテム」 についての調査を実施したところ、利用率第1位は「BoTトーク」、第2位「みもりGPS」、第3位「みてねみまもりGPS」となった。総合満足度第1位は「みてねみまもりGPS」、第2位「BoTトーク」、第3位「みもりGPS」。なお、商品についての満足度では第1位「BoTトーク」、第2位「みてねみまもりGPS」、第3位「みもりGPS」。価格満足度では第1位「みてねみまもりGPS」 、第2位「BoTトーク」、第3位「みもりGPS」。いずれの項目でも、トップの3社が席巻する結果となった。

◆全国のママ・パパが選ぶ「子どもの見守りアイテム」利用率トップ3
第1位 BoTトーク
第2位 みもりGPS
第3位 みてねみまもりGPS

◆全国のママ・パパが選ぶ「子どもの見守りアイテム」総合満足度トップ3
第1位 みてねみまもりGPS
第2位 BoTトーク
第3位 みもりGPS

《中川和佳》

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