7割超「初任給引き上げで志望度高まる」エントリーは雰囲気重視

 文化放送キャリアパートナーズは2024年3月26日、「2025年卒ブンナビ学生調査(2023年3月上旬実施)」の調査結果を発表した。学生の考える社風とは「雰囲気」で、初任給引き上げにほとんどの学生が良い印象をもち、引き上げない同業他社より志望度が高まることなどがわかった。

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2025年卒ブンナビ学生調査(2023年3月上旬実施)概要
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 文化放送キャリアパートナーズは2024年3月26日、「2025年卒ブンナビ学生調査(2023年3月上旬実施)」の調査結果を発表した。学生の考える社風とは「雰囲気」で、初任給引き上げにほとんどの学生が良い印象をもち、引き上げない同業他社より志望度が高まることなどがわかった。

 「2025年卒ブンナビ学生調査(2023年3月上旬実施)」は、2024年3月1日から12日にかけて、2025年卒業予定の学生を対象にインターネットで実施、228件の回答を得た。

 「中堅・中小企業の採用情報を知りたいと思うか」について、「いいえ」は38.6%で、昨年と比べ5.5ポイント増加した。「就職先として大手企業にこだわるか」について、「中小企業に就職したい」は2.2%で、昨対比1.7ポイント減となった。

 「エントリーをするにあたり、社風をどれくらい重視するか」について、「非常に重視する」32.9%、「重視する」52.6%をあわせて85.5%と重視する人が多数となった。「社風とは何か」聞いたところ、最多は「雰囲気」73.2%で、「人間関係」58.3%、「職場の価値観」53.9%と続く。また、「雰囲気・人間関係がよいと感じるイメージ」については、「話しかけやすい雰囲気がある」68.0%、「先輩と後輩の仲が良い」64.5%、「上司と部下の仲が良い」63.2%が、多くの票を集めた。「自分にとって合うと感じる職場の価値観・イメージ」は、「チームで協力して課題に取り組んでいる」63.6%となった。

 「内定承諾書を企業に提出する際、どのくらいの意志を持つべきか」について、「必ず入社しなければならない」「可能な限り入社しなければならない」をあわせて69.3%となり、昨対比9.2ポイントと大幅に増えた。また「内定承諾連絡をする際、どのくらいの意志を持つべきか」にいたっては、「必ず入社しなければならない」「可能な限り入社しなければならない」をあわせて70.2%で、昨対比17.8ポイント増。一方で、「内定承諾書提出=契約を結ぶ」と解釈しているような声も目立つ。

 「初任給を引き上げる企業についてどう思うか」について、「良い印象」「どちらかといえば良い印象」をあわせあると97.4%と圧倒的多数となった。また「志望業界内の企業について、初任給引き上げのニュースがあった場合、初任給引き上げをしていない同業他社より、その企業のほうが志望度が上がるか」について、「志望度が上がる」「どちらかといえば志望度が上がる」をあわせると78.1%という結果になった。初任給だけでなく、今後の昇給・ボーナスを気にする声もあるものの、肯定的な意見が多数を占めた。

 調査結果の詳細はWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

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