三重県鈴鹿市(市長:末松則子)、学校法人鈴鹿医療科学大学(理事長:高木純一)、日清オイリオグループ株式会社(社長:今村隆郎)は、鈴鹿市の市域内住民の健康寿命の延伸および地域社会の活性化を目的に、産学官連携協力の協定を締結しました。三者は今後、本協定に基づき、食生活(中鎖脂肪酸)による健康寿命延伸の可能性の追求や鈴鹿市の地場食材を活用した地域活性化などに取り組みます。
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【背景】
日本は世界一の長寿国であり、同時に超高齢社会であります。長い人生をいかに健康で充実した時間にできるか、医療の分野だけでなく「食べる」ことで、いきいきと過ごすための研究が進められております。
こうした中、三重県鈴鹿市では、平成27年度~平成29年度までの高齢者福祉計画において、「地域の中で高齢者が自分らしく生きるまち「すずか」をめざして」を掲げ、生活支援・介護予防の推進に注力しています。最近、ココナッツオイルなどに含まれる「中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)」が高齢者のエネルギー補給に役立つとともに、新たに認知症の予防・改善に役立つ可能性があることがメディアで注目を集める中、高齢者の健康寿命延伸につながる可能性を持った素材として、40年以上にわたって中鎖脂肪酸の研究・開発に取り組んでいる日清オイリオグループ株式会社と、三重県鈴鹿市で医療・福祉の総合大学として「人類の福祉と健康の向上に役立つ」ことを建学の精神にしている学校法人鈴鹿医療科学大学の三者が連携することで、鈴鹿市の健康づくり、健康寿命の延伸の可能性を追求することが可能であると考えました。この産学官の連携により、鈴鹿市民のみならず日本国民全体の福祉と健康の向上につなげることを目指します。
【テーマ】
「健康寿命を伸ばそう!鈴鹿市!運動と食生活そして地域の連携!」
【三者の役割】
三重県鈴鹿市
・市民の健康づくりに関する啓発活動の計画と実施
・市民が健康づくりを実践する活動拠点の充実
・市民との協働により健康づくりを促進する地域の仕組み作り
学校法人鈴鹿医療科学大学
・共同研究、基礎的研究の実施と評価
・市民の知識向上、実践につながる食生活やレシピの研究・開発
・研究・開発結果に基づく教育・啓発・普及に関する資料の企画と製作
日清オイリオグループ株式会社
・地場食材と植物油を活用した健康づくり推進の支援
・植物油の活用に関する知識やノウハウの提供
・開発レシピを利用した地産地消の推進、消費拡大による地域の活性化
【具体的な取組み】
1.地場食材の認知向上と利用促進
・鈴鹿市の地場食材と植物油のコラボレーションによるレシピ開発と活用
・鈴鹿市民からのレシピ募集
2.食生活(中鎖脂肪酸)での市民の栄養状態向上の大規模研究
・鈴鹿市民500名を対象とした大規模研究の実施
3.食生活(中鎖脂肪酸)の基礎的研究による機能性の解明
・中鎖脂肪酸を用いた、脳に対する抗炎症作用の評価
4.食生活(中鎖脂肪酸)での認知症罹患者の栄養状態改善の検証
・認知症カフェの運営支援
・市内在住の認知症罹患者を対象とした、食生活(中鎖脂肪酸)による栄養状態改善の検証
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プレスリリース提供:PRTIMES

