「#保育士辞めない」「#保育を諦めない」保育士・幼稚園教諭250名から集めた保育の“楽しさ”と”やりがい”

『保育園落ちた日本死ね』により待機児童問題、保育士不足などのマイナス面が取り上げられている中、ほいくみーでは、現場で頑張っている方への応援を込め、保育の楽しさややりがいに関するアンケートを行いました。



<明日の保育がもっと楽しくなるサイト>をコンセプトにする保育者向けのポータルサイト「ほいくみー」(https://hoiku-me.com)を運営する、株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育の”楽しさ”や”やりがい”に関する独自アンケートを実施いたしました。

保育士を中心とした250名の回答が集まりました。昨今、報道される保育の仕事の大変さとは違った、保育の魅力を知ることができる内容となっています。

■調査の概要(一部)

Twitterでは、保護者による「#保育園落ちたの私だ」や、元保育士による「#保育士辞めたの私だ」というハッシュタグが作成され、保育現場の過酷さや待遇の悪さが取り上げられています。

一方で、保護者から保育士に感謝を込めた「#保育士は辞めないで」、現役保育士からは「#保育士辞めない」「#保育を諦めない」と前向きな内容も発信されています。

――――――――――

◆保育の一番のやりがいは子どもの成長を見られること

保育の仕事は体力的にも精神的にも大変だと言われます。しかし、大変さの中でも楽しさややりがいを感じることもたくさんあります。

まず、「どのような時に”楽しさ”や”やりがい”を感じるのか」を選択形式で回答いただきました。最も多かった回答は、「子どもの成長を感じられた時(91%)」でした。次いで「子どもと信頼関係を築けた時(87%)」「保護者に感謝の言葉を述べられた時(73%)」と、子どもや保護者との関係から得られることが上位にきました。
[画像: http://prtimes.jp/i/13773/52/resize/d13773-52-529825-1.jpg ]

◆こんなに笑って仕事ができるのは保育士だけ

・「毎朝泣いていた女の子が『保育園楽しい!』と言って泣かなくなりました」

・「何気ない子どもの行動で笑顔になることが多い日々を過ごしています。こんなに笑って仕事ができるのは保育士だけではないでしょうか?」

・「こだわりの強いA君。汽車のレールをつなぐのが得意です。いつもは友だちが、うっかり壊してしまっても『わざとやったんだ!』と怒るA君ですが、ある日壊されても『いいよ。直せば大丈夫だよ。』と言いながら直して遊び続けました。子どもの心の成長に触れられた時が、1番喜びを感じられます」


◆長く続けられているのは、「シフトが希望通りに入られるから」

給与が安く、命を預かる責任の大きな仕事のため、離職率が高く、資格を持ちながら保育士として働いていない”潜在保育士”は全国に68万人いると言われています。

そこで、長く続けられている・続けられた理由について自由回答形式で回答いただきました。
回答からは、保育士や幼稚園教諭の仕事が好きなこと、やりがいを持って続けられていることがうかがえます。また、長く勤めるためには職場環境が非常に大切なことも見えてきます。

回答の一部を紹介します。

・「子どもの笑顔を見られ、子どもが好きという自分の気持ちがあるから続けられました」

・「子どもの笑顔と保護者との信頼関係です。給料が安いと言われることもありますが、子どもと関わりを持って笑わない日はありません。子どもが歩く姿だけでも、子どもが振り返してくれるバイバイだけでも、十分に幸せな気持ちになれます」

・「職場の環境が良い。シフトが希望通り入れます」


◆人間関係が良好なことが職場で自慢できること

職場の自慢についても回答いただきました。一部をご紹介します。

・「経験年数や年齢、働き方(正規やパート)に関係なく、発言しても良いことです」

・「一人ひとりを大切にする、家庭的な温かい保育。0歳児クラスは、1対1の食事を行い、丁寧な関わりを大切にしています。絵本や玩具など、子どもが主体的に遊びに関われる環境設定をしています。職員全員が全園児のことを理解し、みんなで保育し、職員間の連携が良いところも、私の園の良いところです」

・「公園や児童館が隣接しており、施設が広いので保育しやすいことでしょうか」

職場の自慢で最も多かった回答は、「人間関係が良好」でした。一方で、人間関係に苦労をしている園が多いという現状も見えてきます。次に、園庭が広い・保育方針に共感できるなどの「保育がしやすい環境」が多く集まりました。自分の理想の保育ができる環境が長く続けられるポイントだと言えます。

ほいくみーでは引き続き<明日の保育がもっと楽しくなる>お手伝いができるよう、保育のポジティブな面を発信していきます。


■記事に関する詳細
【表題】保育を“楽しい”と感じるのはどんな時?保育士・幼稚園教諭のリアルな声
【URL】https://hoiku-me.com/other/nurture-news/27285/

■アンケート調査概要
・実施期間:2016年3月11日~3月14日
・実施対象:保育士(76.8%)・幼稚園教諭(11.2%)・保護者(1.2%)・その他(10.8%)
・回答者数:250人
・経験年数:1年未満(14.0%)・2~3年(16.8%)・4~5年(16.8%)・6~10年(24.8%)・10年以上(27.2%)

■ほいくみーとは
「明日の保育がもっと楽しくなるサイト」をコンセプトに、保育士、幼稚園教諭、保育関係者、潜在保育士、保育学生、子育て世代向けに、日々の保育や子育てに役立つ情報を提供しております。内容は制作・壁面のアイデアの公開、職場での人間関係、保育ニュース、また保育に関わる方の寄稿コラム、取材内容などのコンテンツをご提供しております。
【URL】https://hoiku-me.com/

【本リリースに関するお問い合せ】
株式会社ウェルクス
担当:酒井
TEL:03-5638-7413 FAX:03-5638-6192
MAIL:rena-sakai@welks.co.jp

プレスリリース提供:PRTIMES
page top