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日本の酪農の現実と生活クラブの取り組み
日本の酪農は高齢化や飼料価格の高騰を背景に廃業する酪農家が後を絶たない深刻な状況です。生活クラブの提携生産者も例外ではありません。提携生産者は厳しい乳質管理やエサの遺伝子組み換え対策に取り組み、高品質な生乳生産に努力を重ねています。
今後も安定的な生産を持続していくために、生活クラブでは2015年度よりパスチャライズド牛乳のバリエーションを増やしています。2015年秋にデビューした「パスチャライズド低脂肪牛乳」に続き、2016年10月より「ノンホモ・パスチャライズド牛乳」の全国での共同購入を始めます。
※関西では2015年秋より先行実施
新鮮な生乳でしか作れないパスチャライズド牛乳
パスチャライズド製法(生活クラブでは72℃15秒間殺菌)は、できる限り生乳に熱を加えずに、生乳の栄養と風味を生かして牛乳を製造する方法です。そのため、長距離輸送などで鮮度が落ちた生乳ではパスチャライズド牛乳をつくることができません。パスチャライズド牛乳には新鮮で乳質のよい生乳が不可欠であり、パスチャライズド牛乳を飲み続けることは、新鮮な生乳を供給できる都市近郊の酪農を守ることにつながっています。
生乳に近い「ノンホモ牛乳」は楽しみ方いろいろ
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「ノンホモ牛乳」とは、生乳に含まれる脂肪球の大きさをホモジナイズ(均質化)処理していない牛乳のことです。搾った生乳に最小限の加熱殺菌をしただけのノンホモ牛乳は、静置しておくとクリームが上部に浮いてくるなど生乳により近い風味が味わえます。クリームは取り分けてコーヒーに入れたり、攪拌して手作りバターを作ったりと、いろいろな楽しみ方ができます。
日本の牛乳のほとんどは130℃2秒間などの超高温殺菌牛乳です。そこで使われる殺菌機は、殺菌効率や機械の焦げつきの問題などからホモジナイズ処理が必要です。そのためノンホモ牛乳は超高温殺菌牛乳では作ることができません。小規模メーカーで限定的に製造されているだけの手に入りにくい牛乳なのです。
これからもパスチャライズド牛乳を飲み続けるために、牛乳をはじめ、チーズやバターなどバランスよく消費することが大切です。生活クラブは産地との提携を深めることで生産の継続を支え、次世代に食の安心をつなぐことをめざしていきます。
【製品概要】
品名:ノンホモ・パスチャライズド牛乳
内容量:900ml
価格:245円(税込265円)
提携先:新生酪農株式会社(千葉県)
※北海道を除く各地の生活クラブ生協の組合員向けの企画です。生活クラブのデポー(店舗)でも取扱います。
プレスリリース提供:PR TIMES

