スタディサプリと佐賀県武雄市 中学生の学力・学習意欲向上のためのICT教材を用いたアクティブ・ラーニングを開始

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口 文洋、以下RMP)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、2017年5月より、佐賀県武雄市と『中学生の学力・学習意欲の向上』に関連した業務連携協定を締結し、取り組みを開始致しましたのでお知らせします。

全小中学校に1人1台のタブレットがある武雄市と進める次世代ラーニング
 佐賀県武雄市では、2014年度より市内すべての小学校の全児童に、2015年度からはすべての中学校の全生徒に1人1台のタブレットを配布し、動画を活用した予習を行った上で授業に臨む「スマイル学習(武雄式反転授業)」を実施してきました。RMPが提供する『スタディサプリ』は、“世界の果てまで、最高のまなびを届けよう“をコンセプトに、教育環境格差の解消を目指し2011年にスタートした、 実力派講師による講義動画10,000本以上が月額980円(税抜)で見放題のオンライン講義動画で、有料会員42万人(2016年度登録者数累計)が利用しています。

 この度締結した業務連携協定では、2017年5月より、武雄市内の中学校2校において、個人の習熟度に合わせて学習内容を提供するアダプティブラーニングの手法を取り入れるとともに、学習の状況や理解度を踏まえ、個々に適切なアドバイスを実施していくことで、学力・学習意欲の向上を図っていきます。具体的には、各生徒は、朝学習を中心に『スタディサプリ』を利用し、個別に単元を選択しながら学ぶことで、苦手分野や理解の足りていない単元など、学年を超えて学習することが可能です。また、学力や学習意欲の向上については、全国的な学力調査や武雄市が実施するアンケート調査の結果等を分析し、効果のほどを定量・定性面から検証していきます。

 また、導入校の一つである山内中学校では、6月26日から理科の授業において、『スタディサプリ』を使って予習を行い、学校の授業では予習に基づき生徒が主体的に参加する、アクティブ・ラーニングを行います。公立中学校において、1人に1台づつ専用のタブレットが配布されているため、全生徒が平等の環境下で、『スタディサプリ』を用いたアクティブ・ラーニングに取り組むことができるという観点から全国初の取組みとなります。

 なお、武雄市は2016年4月に「こどもの貧困対策課」を設置するとともに、同年5月より庁内に教育・福祉等の関係職員を含めた「子どもの貧困対策ワーキンググループ」を設置し、未来を担うこどもたちの支援に力をいれています。RMPとの本取組についても、この支援の一環でもある「教育・学びの支援」として取り組んでいきます。

(※)業務連携協定は株式会社リクルートホールディングスと佐賀県武雄市とが締結したものであり、RMPは同社の子会社です。


■武雄市教育長 浦郷 究からのコメント
 1人1台のタブレットがあることを最大限活用し、個人の習熟度に合わせた内容を視聴できることから、学校における個に応じた指導の充実、そして、放課後等での視聴によって学力向上に資するとともに、生徒の自律的・主体的な学習につながることを期待しています。また、『スタディサプリ』のコンテンツを「スマイル学習(武雄式反転学習)」の取組への活用を行うことで、スマイル学習の実施に伴う先生の負担軽減につながることも期待しています。

■実施概要 (2017年度の導入)
目   的: 基礎学力、学習意欲の向上
対 象 校: 山内中学校、川登中学校 全生徒322名を予定
実 施 期 間: 2017年5月より2018年3月利用シーン: 朝学習(8:10~8:20頃)を中心に利用、希望者を対象とした放課後の学習等でも利用

プレスリリース提供:PR TIMES
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