多摩美術大学における実践的授業の実施に技術協力いたしました

“ 福助のCSR活動 ”

福助株式会社では、CSR活動の一環として、多摩美術大学(本部:東京都世田谷区/学長:建畠 晢)の2017年度カリキュラムにおいて、実践的授業の実施に技術協力をいたしましたのでご報告致します。



福助株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:田坂 寛)では、CSR活動の一環として、多摩美術大学(本部:東京都世田谷区/学長:建畠 晢)の2017年度カリキュラムにおいて、実践的授業の実施に技術協力をいたしましたのでご報告致します。

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特設サイト http://www.fukuske.com/tamabi_fukuske/

この実践的授業の実施における技術協力は、多摩美術大学とともに、生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻の学生(全12名/担当教授:藤原大)を対象に、2017年11月から3月までのカリキュラムにおいて展開したもの。1882年の創業より当社を象徴する製品のひとつである “足袋”の伝統や技術、そしてモノづくりへのこだわりを次世代に伝え、継承していきたいという当社の想いと、社会における様々な視点からテキスタイルの役割を考え、実践的な学習を行うという多摩美術大学 同学科の方針が合致した事で、技術協力の運びとなりました。

昨年に引き続き今回の取り組みも、当社の “足袋” を題材に、製品の歴史や構造のレクチャーを通して足袋作りにおける技術やこだわり、製造工程などを紹介。さらに今回は、「WEAR JAPAN/足元から考えるホテルの着衣」をテーマとし、学生自身がプリントを施したテキスタイルを用いて製品制作をする中でクリエイティビティを表現してもらう製造体験など、実践的な学習を通して伝統的な製品への理解を促すものとなりました。

福助株式会社では、今後も136年に及ぶ伝統や技術、そしてモノづくりへのこだわりを未来へ伝承していくべく、今回のような技術協力をはじめとした取り組みを行ってまいりたいと考えています。また、このようなCSR活動を通し、持続可能な未来を社会とともに築いていくとともに、商品だけでなく楽しい「福助体験」をご提供することで人々に感動を与え、”今日の感動を未来の文化へ“としていく企業理念 「心とカラダに『福』を。」 を実現してまいります。


~ 学生作品紹介 ~

秋山 汐里
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“WEAR JAPAN”というテーマに沿って足袋と室内着を制作するに当たり、サブカルチャーの聖地として人気を博す秋葉原に注目し、足袋には日本の文化を愛する気持ちを
表地だけでなく底地にも臈纈染めで表現した。
また、コスプレ文化から着想し、タオル地を用いて
ありそうでなかった室内着を制作した。

モデル :豊浦 さゆり
撮影地 :秋葉原 BAY HOTEL
撮影者 :秋山 汐里


足利 蓮

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「NIWASHI」
日本独自の文化である日本庭園からインスピレーションを受け、庭師や枯山水をテーマに制作した。日本人の繊細な手仕事、独特な静けさ、深い意味合い、日本が持つ「シンプル且つ完成された美」に多くの人、多くの国から関心を持ってもらえるよう心がけた。

モデル :久城 美穂
撮影地 :庭のホテル 東京
撮影者 :佐藤 佑美


奥村 詩乃

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bonsai houseには各国から日本を訪れる人々の出会いの連鎖で溢れる空間だった。私はその素敵な『連鎖』をテーマに特別なルームウェアを制作した。藍染の美しい糸と手織りが作り出すこの一着が新たな出会いの連鎖を生み出してくれるように思いを込めて制作した。

モデル :久富 瑠奈
撮影地 :Bonsai House
撮影者 :奥村 詩乃


倉 惇也

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ホテルと足袋という課題だったので、ラブホテルで愛し合う2人が着るバスローブを想定して制作した。
ラブホテル特有の派手すぎる雰囲気を出すために、
ファーや刺繍などを施した。
足袋も、ネオンのグラデーションをプリントし、
ロマンチックで厭らしい感じを演出した。

モデル :Sou, Kurumi
撮影地 :都内某ホテル
撮影者 :Hazuki.C.C


栗田 瞳子

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東京・谷中のホテル、hanare様にご協力頂き、ホテルでのルームウェアを制作した。古民家をリノベーションしたホテルに合わせて、日本で古くから馴染みのある足袋を現代風にアレンジして制作、スタイリングした。
肌感の感じられる素材と、ざっくりとした布裂き編みのガウンを合わせたリラックスウェア。

モデル :Lin jingxian
撮影地 :hanare
撮影者 :Toko Kurita


佐川 日南乃

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石楠花、鴎、松、海といった地元の風物をモチーフに足袋と衣服を制作した。素肌を晒す心許なさを解消するという目的をもつ"彫り物"から着想を得て、旅先の風物を全身に纏うことでそこでの心許なさを薄れさせ、その地に溶け込めるような作品を考えた。

モデル :大河原 瞳
撮影地 :五浦観光ホテル
撮影者 :吉野 翔子


柴田 すみれ

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「日本の心を着る」をコンセプトに、日本のボロから着想を得て製作した。羽織とパンツは古着のセーターを解き、もう一度編み直して作る事で昔から物を大切にてきた日本の心を表現した。足袋は靴にも合わせて履けるような色を染め、つぎはぎをイメージしてデザインした。

モデル :伊藤 美紀
撮影地 :Bonsai House
撮影者 :奥村 詩乃


下川 奈月

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飛行機のファーストクラスがテーマのカプセルホテル、
First Cabinでの着用を想定した室内ウェア。
飛行機や窓から見える景色をイメージして制作したウェアは、ゆったりとした作りになっており室内でくつろぐことができる。又ホテル内の共有施設を歩く際、足袋も合わせて着用して欲しい。

モデル :高井 萌
撮影地 :FIRST CABIN
撮影者 :澤田 詩園


高橋 江美

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鎌倉ゲストハウスさんにご協力頂き制作した。私は若い人にも親しまれる服を作りたいと思い鎌倉野菜をモチーフにセットアップと羽織を制作した。色は鎌倉野菜で印象的だった鮮やかな紫色や奥行きのある茶色を選び、鎌倉の色彩に馴染みながら新鮮さを感じられる配色を目指した。

モデル :平野 佑季
撮影地 :鎌倉ゲストハウス
撮影者 :高橋 江美


所 知沙

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浅草の観光地や街並から着想を得て、ホテルで着用するルームウェアを制作した。足袋やウェアの柄、上着の刺繍など、全て浅草からモチーフを探して布に落とし込んでいる。その日の出来事を思い出したり、明日の予定を立てたり、そんな楽しさに繋がるよう、制作した。

モデル :阪本 安佳
撮影地 :カオサンワールド浅草 旅館&ホテル
撮影者 :小嶽 真優


中西 珠己

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“暮らすように旅をする”をテーマに、ゲストハウスで提供するウェアを制作した。リラックスでき、その土地に溶け込めるようにというのを大きな軸としている。さりげなく、風景に馴染むけれど気の利いたテキスタイルを目指し、絣織の織り地や足袋の生地を作った。

モデル :倉本 大豪(くらもと だいご)
撮影地 :Bonsai House
撮影者 :奥村 詩乃


山中 楓子

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旅をするときは日々の生活を忘れて時間を過ごしてほしい。
宿では何もせずにその空間と時間を穏やかに楽しむために田舎の家へ帰ったときに出てくるパジャマのような服と合わせた。
足袋の柄は自由な線を引くために型紙などを作らずに手描きで制作した。

モデル :三島 英里香
撮影地 :鎌倉ゲストハウス
撮影者 :山中 楓子

プレスリリース提供:PR TIMES
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