『デジタル・スカラシップ』実現に向けて 千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)を公開

千葉大学アカデミック・リンク・センターは,最先端の研究成果や研究資源などのデジタルリソースを教育の場に活用し,それによって教育の質的転換をめざす『デジタル・スカラシップ』構築の一環として,現在注目されている最新技術を採用した千葉大学学術リソースコレクション(Chiba University AcademicResource Collections, 略称c-arc シーアーク)を公開しました。江戸時代から伝わる医学書や園芸書のような歴史的リソースだけでなく,カビの顕微鏡写真のような自然科学分野の資料も含まれます。オープンな情報資源として,画像を組み合わせたり,加工するなど,誰もが自由に活用することができます。




千葉大学学術リソースコレクション「c-arc」


[画像1: https://prtimes.jp/i/15177/308/resize/d15177-308-937219-1.jpg ]


公開開始日: 2018年9月6日(木)
URL: https://iiif.LL.chiba-u.jp/
本学の学生・教職員に限らずどなたでもご利用可能です。
※千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センターのWebサイトからもたどれます。


新しい概念『デジタル・スカラシップ』

デジタル・スカラシップとは,デジタルリソースを全面的に活用した学術的活動を行うための新しい教育研究基盤を指す概念です。世界的には一般的になりつつあるこの概念を,当センターでは教育の質的転換およびグローバル化を牽引するための基盤として国内では他に先駆けて取り入れています。


最新の技術であるIIIFを採用

これまで,研究上必要な資料画像は多くのWebサイトに分散しており,かつそれらが統一したインタフェースを持っていなかったため利用の障害となっていました。これを解決するため,最新技術であるIIIF(International Image Interoperability Framework,国際的な画像の相互運用の枠組み) を採用しました。この新しい枠組みに対応したリソースは研究者の間で注目されており,世界的に広まり始めています。


オープンサイエンスに寄与する資料を公開

歴史的な資料のほか,自然科学分野の資料も公開しているのが特徴です。また,幅広い教育研究活動に利用できるよう,原則として自由な利用を可能とするライセンスで提供しています。

(a) 古医書コレクション(東洋医学古書コレクション)
江戸時代から明治時代初期の貴重な医学書。
(b)江戸・明治期園芸書コレクション

我が国の園芸の発展・変遷をたどる上で重要なコレクション。
(c) 町野家文書
国立歴史民俗博物館との連携事業で電子化した古文書。
(d) 真菌・放線菌ギャラリー

千葉大学真菌医学研究センターが提供する病原性カビ,酵母,キノコ,病原性放線菌の画像。
その他,工業デザイン集や植物標本の公開も予定しています。


[画像2: https://prtimes.jp/i/15177/308/resize/d15177-308-681386-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/15177/308/resize/d15177-308-624270-3.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/15177/308/resize/d15177-308-238738-2.jpg ]



参考URL

【千葉大学学術リソースコレクション】
(日本語版)https://iiif.LL.chiba-u.jp/
(英語版)https://iiif.ll.chiba-u.jp/main/index_en.shtml

【千葉大学アカデミック・リンク・センター】
https://alc.chiba-u.jp/

【千葉大学附属図書館】
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/index.html

プレスリリース提供:PR TIMES
page top