学生が自ら取材し、脚本・制作したラジオドラマを放送。障がいを乗り越えたミュージシャンの半生を描く



表現活動を通してコミュニケーションスキルや他者との協働力を学ぶ追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の社会学部舞台表現プロジェクト(通称STEP)は、先天性の障がいを乗り越え、夢を追いかけたミュージシャンの半生を描くラジオドラマを、学生が実話をもとに一から脚本・制作し、コミュニティFMで放送します。

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                 コミュニティ FM で収録をした学生ら

本作で描くのは、大阪を拠点に活動するロックバンド「おかん」のギタリストで、ソロのシンガーソングライターでも活動するYOU氏の半生です。生まれつき口唇に割れ目や裂けがみられる先天性の障がい「口唇口蓋裂」と、「在日コリアン」というルーツを持って生まれましたYOU氏。

自らの境遇と向き合い、ミュージシャンの夢を追いかけ続けた姿を、学生がライブで知ったことがきっかけで「ぜひたくさんの人に届けたい」と企画しました。脚本にあたっては、YOU氏に直接インタビュー取材を行うなど一から書きあげ、幼少期や揶揄われた中高時代、家族や仲間との関係、バンドメンバーとの出会いまでリアルに描き、学生が演じます。脚本をした社会学部2年の川島武士さんは「口唇口蓋裂という障がいを知ってもらうとともに、YOU氏の姿を通して聞く人に勇気や希望を与えたい」と話しています。学生が自ら行動し、作り上げた作品を是非お聴き下さい。

作品名

鼻曲がりと言われた少年


放送日

第一話:11/9 (火) 14:00~ (リピート放送:11/16(火)14:00~)
第二話:12/7 (火) 14:00~ (リピート放送:12/14(火)14:00~)
第三話:12/21(火) 14:00~ (リピート放送:12/28(火)14:00~)
第四話: 1/11(火) 14:00~ (リピート放送: 1/18(火)14:00~)
第五話: 1/25(火) 14:00~ (リピート放送: 2/1 (火)14:00~)
放送後アフタートーク:2/8(火) 14:00~

放送局/地域

M-CAN Juice(番組名:みしま・ピクシーダスト)
インターネットラジオからはどこでも視聴可能
Amazon Music、Spotify、Podcastなどで配信中(「M-CAN Juice」と検索)
Spotify → https://open.spotify.com/show/5RXsMjSqdwEkpB6LHeXf2N

出演/脚本/演出

【出 演】追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1年生~4年生まで学生16名
【脚本】 川島 武士(社会学部社会学科2年生)
【演出】 横田 修(追手門学院大学社会学部 准教授)


追手門学院大学 社会学部表現舞台プロジェクトSTEP 概要

2016年9月に追手門学院大学社会学部から生まれ、演劇を通した表現活動からコミュニケーションスキルや他者との協働力を学ぶ舞台表現プロジェクト。STEPはSTage Expression Projectの略。学生とプロのアーティストが一般の観衆の鑑賞に堪える舞台芸術作品の創作を行う。大阪だけに留まらず静岡や東京でも演劇公演を開催。本学が推進するWILプログラム(行動して学び、学びながら行動する教育プログラム)にも認定されている。


YOU氏プロフィール

オフィシャルホームページより引用(https://www.you-glowlys.com/profile
YOU(ロックバンド「おかん」ギタリスト/シンガーソングライター)
1982年生まれ、大阪出身。先天性異常の1つ【口唇口蓋裂】という障害と【在日コリアン】というルーツを持って生まれる。11歳の時に両親に連れられて行った大阪城ホールで初めてバンドのLIVEに触れギターを始める。その後14歳の時に同級生と共に【おかん】というバンドを結成。17年間のバンド活動を経て、大阪城ホールでの単独公演での夢を叶える。
その後、おかんの活動はアジアへと進出。同年9月には台湾最大の10万人規模の野外Rock Festival【Rock In Taichung Festival】のメインステージへの出演も果たす。そして、おかんの活動と並行して自身の体で伝えたい想いを胸にソロでも活動を始める。生まれ持った【障害】と【血】。普通ではない2つのことを抱えた体。その体で感じてきた人生を断片的に切り取り音楽として奏でることで多くの人へのメッセージを届けている。また【同じ障害を持つ子供たちの力になりたい】と顔には口唇口蓋裂の傷跡をそのまま残している。ありのままの姿でステージで輝きを放つことで、その姿を通して多くの人のコンプレックスやハンディに対するネガティブな想いを和らげることができるようにと願いを込めてステージに立ち続ける。


演出家プロフィール

横田 修(劇作家・演出家)
筑波大学卒業後に劇団「青年団」入団。1999年劇団「タテヨコ企画」結成。劇場に拘らずギャラリーや幼稚園を会場に演劇作品を発表。東京の小劇場シーンにて活動を展開。2016年より名作戯曲をモチーフにした作品をもって東京・大阪の二都市ツアーを開始。近年の作品に『三人の姉妹たち』(2019) 『誰かの町』(2020)がある。追手門学院大学社会学部准教授。


あらすじ

「口唇口蓋裂」という先天性の障がいと「在日コリアン」というルーツを持つYOU。クラスの人気者だった幼少期からひどくからかわれ始めた中高時代。だが、そんな壁があったからこそ強い家族の絆や、音楽との出会い、バンドメンバーとの出会いがあった。さらには、沢山の命がなくなった第二次世界大戦があったからこそ、自分が生まれたことを知ったYOU。「口唇口蓋裂」を持って生まれてもなお、夢を追いかけ続けるYOUは、自分のありのままの姿を舞台に乗せる。そして、夢にまで見た大阪城ホールへ。障がいを持って生まれても大丈夫…
詳細は、社会学部舞台表現プロジェクトSTEPのホームページよりご覧いただけます。
https://pando.life/uotemongakuin-step

プレスリリース提供:PR TIMES
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